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これまでの放送内容

2011年6月19日(日)

とどかぬ白衣 ~外国人看護師候補者の現実~

2006年に日本がインドネシアと締結したEPA(経済連携協定)。

この協定に伴い、日本がインドネシアの看護師候補者を受け入れる制度がスタートした。来日したインドネシア人は100人以上、日本各地の病院に配属された彼らはすべて母国で看護資格を持つ実務経験者だった。しかし日本の免許を持っていない彼らの仕事は、あくまで看護師の助手。さらに看護師の国家試験に3年以内に合格できなければ帰国という条件がついた。「褥瘡(じょくそう)」や「喃語(なんご)」といった難解な漢字で表現される医療現場の専門用語の数々。それらを理解しないとパスできない国家試験は彼らにとっては極めて高いハードルである。

福岡の総合病院の内科の病棟で看護師の助手として働いているインドネシア人ムリヤディも、日本で看護師になる事を夢見て来日した一人だ。EPA(経済連携協定)に伴う国の制度で認められた日本の滞在期間は3年だが、すでに残された期間は数か月となった。今年2月の試験に落ちれば国に帰らなければならない。そんな中、政府があと一年滞在期間を延長するという動きもでてきた。3月の試験結果、そして彼の決断とは?何度も挫折を繰り返しながらも前も向いて懸命に努力する彼らの姿を追うとともに、この制度の問題点を浮き彫りにする。

制作局テレビ西日本(TNC)

次回放送内容

OA:2024.04.21(日)

外平友佳理さんは北九州市在住の日本でも珍しいフリーランスの獣医師だ。動物園獣医師として20年以上の経験を持ち、ハムスターからライオンまでフリーランスとして多くの動物を診察し、たくさんの病症例を診てきている。現在、7つの動物園や動物飼育施設に依頼されて定期的に通っているが、経験の浅い獣医師しかいないところでは彼女が力を発揮する。若い獣医に対して、少しでも自分の知識と経験が役に立てばと考えている。またフリーランスになってから、個人の依頼も受けることができるようになった。「犬猫しか診ない」と動物病院で断られていた大型のペットも往診に行く。今回、外平さんには大牟田市動物園に気になる動物がいた。高齢のホワイトタイガーが弱ってきていたのだ。また飯塚市のピクニカ共和国と一緒に新しい試みとして1日獣医体験を始めた。そこで出会った小学生の少女が助手になる。“人と動物が共にしあわせに暮らす”という夢を実現するため、歩み続けるさすらい獣医師、外平友佳理さんの3年間を見つめた。

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