和食の基本となるダシにはなくてはならない食材・かつお節。そのなかでも本当にうまみがあり最高級品と言われるのが、香りを高め水分を抜き、味を凝縮させるためにカビ付けという作業を半年間繰り返した「本枯節」です。
この秘伝の製法が今も残っているのが、全国のかつお節生産の4割を占める日本一の産地、鹿児島県枕崎市。グッチ裕三が枕崎を訪ね、かつおの一本釣りに挑戦、そして、「本枯節」の製法の秘密を探ります。
<グッチ裕三 コメント>
日本に古くから伝わる食文化の素晴らしさを感じてほしいですね。
じつは、枕崎のかつお節はプライベートでも取り寄せているぐらい、以前から注目していたんですが、今回現地で取材することができて、かつお節に対する認識がさらに深まりました。これからも大切に伝えていきたい、番組のタイトルにぴったりの食材でしたね。
創業70年、3代にわたってその匠の技を伝える、福岡県福岡市の「大庭鍛冶工場」。
これ一本で何でも切れるという博多包丁のほか、大相撲で使われる土俵鍬(くわ)を全国で唯一作ることのできる名工です。そして作るだけではなく、包丁の修理の依頼も少なくなく、物を大切にする気持ちもここで大切に受け継がれています。
昔ながらの町の鍛冶工場を山本太郎が訪れ、食を支える匠の技と思いを伝えます。
<山本太郎 コメント>
ひとつのものにこだわり、その道を極めている人はすごいとあらためて実感しました。
大庭さんからは「この歳になっても卒業することはない」など、耳に痛いことばをたくさんいただき、今の自分がなまぬるいところで生きているんだなあということを再認識しました。

滋賀県高島市、琵琶湖の西側にある針江地区には、「かばた」と呼ばれる独特の文化があります。この地区は琵琶湖からの地下水が豊富で、これを家の中に引き込んだ水仕事用の設備を「かばた」(=川端)と呼びます。
「かばた」の水は飲み水でもあり、食材を冷やしたり、食器を洗ったり、さまざまな用途に使われます。また、水路の下流の家庭が安心して水を使えるように、上流の人は決して汚いものは流しません。吉澤ひとみが、この優れたエコシステムの秘密を探り、古きよき水辺の暮らしを体験します。
<吉澤ひとみ コメント>
針江の皆さんがほとんど「かばた」のわき水だけで生活されているのを知って驚きました。ほとんど水道代もかからないみたいで「うちにも“かばた”がほしいなぁ」と思いました。
江戸時代から続く自然のエコシステムを受け継いでいるということは、本当にすてきなことだと感じました。