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福岡空港から車で約1時間。今、美肌の湯として人気を博している弱アルカリ性の温泉が湧く武雄温泉。開湯以来1300年という歴史を持ち、かの宮本武蔵や伊達正宗、はたまたシーボルトが湯浴みした記録が「武雄温泉館」には残っている。古の昔より老若男女を問わず、愛され続けている貴重な温泉なのだ。歴史や泉質だけではなく、明治から大正にかけて我が国の建築界における第一人者と言われていた辰野氏設計の建築物も必見である。記念撮影スポットとなっている朱塗りの楼門は竜宮を連想させる鮮やかな色彩で、しかも、釘を1本も使用していないというから驚きだ。
武雄・北方地区は鉱山で栄えた町。そこで働く男たちに愛されたのが栄養価も高くボリューム満点のちゃんぽんだった。閉山後もその味は受け継がれ、いつしか通りに店が集中し、その通りを「武雄・北方ちゃんぽん街道」と呼ぶようになった。その武雄・北方ちゃんぽんの代表格が「井出ちゃんぽん 本店」山盛りの野菜と優しい味付けが特徴的で、昼ともなれば行列は必至。ドライバーさんや地元民は元より、県外からもわざわざ訪れるほどの人気。
今から800年もの昔、霊山・黒髪山で大蛇が大暴れし、村人たちを困らせていた。その大蛇退治の勅命を受けたのが、八人張りの弓を引くと言われた鎮西八郎為朝。万寿姫を人身御供として、おびき出した大蛇を無事射止めた。そのお礼として大蛇の歯1枚を大聖寺に奉納したという伝説が今に伝わる。その伝説の舞台となった黒髪山の夫婦岩を乳待坊展望台から眺めると、その荘厳極まりない様相に伝説の真実味が増すこと請け合いだ。悠久の昔より伝わる伝説に浸った後は、武雄温泉に身を委ねたい。 (文:花田 伸二)
| パワースポット | グルメ |
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黒髪山 乳待坊の奇岩 左は雌岩、右は雄岩 |
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