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番組審議会から

第658回番組審議会

議  題 『ドキュメント九州 CRAFTMEN~若者たちの酒革命~』
2024年2月6日、24時25分から24時55分放送
出席委員 藤 井 克 已 委員長
喜多村 浩 司 副委員長
石 村 一 枝 委員
中 村 ク ミ 委員
林 田  歩  委員
 辻  慎 一 委員
田 川 大 介 委員
太 田 宏 昭 委員
欠席委員  森  亨 弘 委員

福岡市に「LIBROM」という、創作料理を楽しみながらお酒もたしなめるバーがある。店内に入るとガラス越しにタンクが並んだ施設が見える。この施設、実は醸造所。お店で提供しているお酒を造っているというバー兼醸造所。それだけでもかなり珍しいが、ここで造っているお酒もまた特別だ。「クラフトサケ」。日本酒の製造過程に「あまおう」や「ジンジャー」などのフレーバーを加えたお酒だ。このお酒を造っているのが中学時代の幼馴染の二人。なぜ彼らは“酒”を造るのか?そして彼らが描くクラフトサケとLIBROMの未来とは。若者たちの挑戦と決意に密着する。

委員からは

  • 「クラフトサケ」という言葉自体は私も知らなかったんですが、今回見せていただいて、まずパッと、飲んでみたいなと思いました。
  • お酒という、日本人とか高年齢層が好きそうなテーマということで、僕も含めて最後までしっかり、30分ですけど楽しく見られました。
  • 同世代の若者たちにも多く見てもらえるものとして、身近な題材の中にも、こういった新しくできることがあるんだぞということが分かるということはすごく良かった。
  • 最後、CM明けにエンディングのシーンがあるんですけれども、そこでナレーションが一つもなく、本人たちの言葉で終わるという番組のくくりですね。これはちょっと斬新で、今後二人がさらに挑戦をして、結果がどう出るか分からないですけれども、続きが見たいなというふうに思わせる作りだったと。
  • テーマが「若者と日本酒」ときましたので、見る前から私自身非常に興味をそそられて、楽しく見ました。
  • 主役の二人と一緒にお酒を飲んでいた映像があり、かなり二人に迫っているなぁとも感じました。予算の制約もあり大人数をかけることはできないと思いますが、その距離感は評価できる。
  • 全体としては、この二人という、人にクローズアップした番組で、そのあたりは非常にいいドキュメント番組だったんじゃないかなと。
  • モノレベルでどうやって起業して世界を目指していくのかという、ものすごく分かりやすい指南書を番組に感じた。
  • さらりと素直に見られたというのが正直な印象でして、素直に夢に向かって突き進んでいく若者っていいよなぁ、応援してあげたいなぁというふうに思って。
  • 特に若い人が見たら素直にスッと胸に入っていくというか、ああ、自分たちも頑張れるんだというような、そういう力を与えてくれるような番組になっていたと。
  • 社会にとっていいものは残っていく。多分このクラフトサケも、いいものとして残っていくんじゃないかなという夢を私は感じました。
  • 商品ありきが製造業の基本みたいに常日頃思っている自分だったので、その選択が、住みたいイタリアとどうつながるのかというのがちょっと不可解。
  • 本当は、モノに対してだとか造り方に対して、少し辛口のコメントがあってもいいんじゃないかなと思いました。ですので、ちょっとそこが、いいものばかり見せているなというところが1点気になった。
  • やっぱりビジネスってものすごく難しいんだよというところをもっと出してもよかったんじゃないかなと。
  • 番組時間の制約により、「ここで終わるの。これからのイタリアでの勝負はどうなるの。」と寸止めされた感じで、昔はどん底だったという言葉もありましたが、現在の経営の状態が全く分からず、結果として、どれだけ二人に余裕があるのか、クラウドファンディングを使うにせよ、福岡とイタリアの2つの離れた場所でこの後やっていくことができるのか、不安に思いました。
  • そつなくまとまっているけども、面白くないと。
  • どういうきっかけでクラフトサケを造ろうと思ったのか、その苦労や思い、そこが全く描かれていない。
  • 人とかお酒とか、非常に多様性とか個性を認め合うような中で、風貌や年齢で人をくくるようなというか、固定観念を持たせるような入り方はミスリードだったなというふうに感じました。
  • FNS九州・沖縄8局で放送する番組を、深夜帯なのが非常にもったいない。
  • ドキュメントですから、やっぱり苦労があって、それを乗り越えたからこそ今があるということに感動するのが日本人なので、そういう事例を入れるという意味では、この30分では短過ぎる。
  • 酒税法というのは出来上がった酒にどれだけの税金をかけるかということで、 造るものについての製造の許可は別のものですよ。それを何かごっちゃにしている。
  • 規制というのは文化を守るという面もありますから、どうもその辺の切り込み方が、彼自身もちょっと分かっていなかったんじゃないかなと。

などの意見を頂きました。

局からは

  • 距離感という意味で、私も一緒に画面に出ていくというところで、一緒に乾杯したシーンがあったかと思うんですが、あそこは実は意図して作ったものではなく、カメラを回していたら偶然ちょっと私も勢いで入っちゃったということで、そこがかえって、作っていない距離感の良さというか、飾り気のないお互いの距離感みたいなところは撮れたかなと。
  • この短い30分という尺の中で、今回、構成をたたいて決め打ちで行ったところがございまして、そこはスケジュール的にうまくいったかなという部分もありつつ、皆さんから頂いたお声、その取材不足ということにつながったのかなと。私としては、リアルタイムで起こることに対して逐次アンテナを張って取材を続けられたら良かったんですが、そこに対しての取材力が足りていなかったかなと痛感。
  • 本人としては、本当は日本酒を造りたかったけど、そこにある程度の制約というのがかかってきて、日本酒を造りたいけど造れない。自分は日本酒にアイデンティティーを持っているけど、そこをある程度捨てないと実際に販売すらできないという現状を何とか打破しようと、日本酒というこだわり、ある種のプライドを捨てて、「クラフトサケ」という新たなジャンルに挑戦したという本人たちの思いがあそこに詰まっています。私としては、あまり説明し過ぎてもよくないかなと、視聴者の方の感受性に委ねてみようかなという意図が本編中にはありました。
  • 特にこだわったのが最後の後提供のところ。言及してくださった方もいらっしゃったんですけれども、最後は写真で終わる。その前に穴見さんのワンショットで、作業しているところで無言の状態で終わるんですよね。そこは割と、二人が違う世界に進んだ後の、ある種ちょっと、ものかなしさであったりとか、穴見さんの決意、そして柳生さんがいなくなった後のLIBROMの行く末を皆さんに想像してもらうという感じで制作しておりました。

などの説明をしました。

番組審議会事務局より

  • 視聴者レスポンスについて
    2024年2月に寄せられた視聴者ご意見などの件数および特徴を書面にまとめてご報告しました。

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