左足首靭帯損傷で離脱している千賀滉大投手(28)が2カ月ぶりに本格的な投球練習を再開した。
8日、筑後のファーム施設でブルペン入り。これまでから調整段階を進め、初めて捕手が座って20球×4セット、計80球を投げ込んだ。斉藤リハビリ担当コーチによるとフォークなど全ての球種を投げ、直球の平均球速は150キロほどだったという。
ブルペンで捕手が座った状態で投げる本格的な投球練習は、プレー中に負傷した4月6日以来。ブルペン入り翌日の9日に病院での検査を受け、診断結果に問題がなければ今週末にもシート打撃で登板する見通しとなった。
千賀が負傷した際の診断では復帰まで2〜3カ月。当初はギプス、包帯などで患部を固定し松葉杖を使って歩くことしかできなかったが、固定具が外れてからは回復ペースが想定より早まっていた。シート打撃登板からの調整も順調に進めば、ファームでの実戦登板を経て球宴、五輪中断期間を挟む前に、7月14日までの前半戦で1軍に戻ってくる可能性もありそうだ。
千賀は8日のリハビリでノックを受けている途中、冗談交じりに「今宮の後釜は俺だ!」と絶叫。同じ屋内では育成同期入団の同学年で、4日に左太ももの張りで出場選手登録を外れた内野手の牧原大がリハビリメニューに取り組んでいた。
(TNC「ももスポ」9日オンエア・YouTube「ももスポチャンネル」より/取材 =大和拓未)