福岡市の博多駅前で1月に起きたｽﾄｰｶｰ殺人事件で逮捕･起訴された男が､去年､会社員の男性に暴行を加えｹｶﾞをさせた疑いで､14日に再逮捕されました｡



傷害容疑で再逮捕されたのは住所不定･無職の寺内進容疑者(31)です｡

警察によりますと､寺内容疑者は去年8月13日午前5時すぎ､福岡市博多区上川端町の歩道上で､沖縄県の会社員の男性(40)の顔を複数回殴るなどの暴行を加え､左側の眼窩底(眼球を支える骨)骨折など全治約1ｶ月のｹｶﾞをさせた疑いが持たれています｡

被害男性と寺内容疑者は面識がありませんでした｡

事件当時､被害男性はﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄで複数の友人と一緒に福岡に来ていて､友人から｢仲間がぼこぼこにされている｣と110番通報があり､事件が発覚｡

警察が現場に到着したとき､寺内容疑者はいませんでした｡

調べに対し､寺内容疑者は｢なんで私が犯人とされているのか分かりません｡私が犯人ではありません｣と容疑を否認しているということです｡

警察では現場周辺で何らかのﾄﾗﾌﾞﾙがあったとみて詳しく調べています｡



寺内容疑者は､今年1月､福岡市の博多駅前で､元交際相手の川野美樹さん(当時38)の胸や頭などを包丁で何度も刺して殺害したとして､2月に殺人と銃刀法違反の罪で起訴されていました｡