過去に新型コロナに感染したことを示す抗体を持つ人の割合は、全国で福岡県がトップだったことが国の調査でわかりました。
この調査は、2月に厚労省が日本赤十字社の協力を得て、全国で献血に訪れた16〜69歳の男女約1万3000人を対象に実施しました。
その結果、国全体の抗体保有率は、去年11月の結果を約13パーセント上回る42.3パーセントでした。
冬の第8波で感染拡大したことが影響したとみられています。
都道府県別で見ると、トップは福岡県の59.4%で、沖縄県(58.0%)、佐賀県(52.5%)などが続いています。
福岡県は最も低かった岩手県(27.4%)と倍以上の差がありました。
また、年代別では16歳〜19歳(62.2%)が最も高く、年代が上がるにつれて抗体保有率は低くなっています。
(20〜29歳:51.6%、30〜39歳:52.2%、40〜49歳:46.0%、50〜59歳:36.7%、60〜69歳:28.3%)