福岡県福津市で12年前に起きた発砲事件で、特定危険指定暴力団・工藤会の幹部が逮捕されました。
銃刀法違反などの疑いで逮捕されたのは、工藤会の幹部で傘下組織の組長・内蔵成喜八容疑者(56)です。
警察によりますと、内蔵成容疑者は2011年5月、実行役らと共謀し、当時、福津市に住んでいた建設会社の社員の自宅に拳銃で弾丸5発を発射し、玄関のドアなどを壊した疑いです。
この事件を巡っては、当時、内蔵成容疑者の配下の組員だった男2人が実行役として、今年、有罪判決を受けていて、内蔵成容疑者は指示役だったとみられています。
警察は内蔵成容疑者の認否を明らかにしていませんが、工藤会の組織的な関与があったとみています。