6月21日、福岡大名ガーデンシティに「ザ・リッツ・カールトン福岡」が開業しました。
九州初の五つ星高級ホテルの誕生で福岡の街がどう変化するのか、期待が高まっています。
午前9時から行われたセレモニーには福岡市の高島市長も出席し、九州初進出のラグジュアリーホテルの開業を喜びました。
◆高島市長
「アジアのリーダーを目指す福岡市にとって、きょうという日は間違いなく象徴的な日、象徴的な出来事になったという風に思っています」
福岡大名ガーデンシティに開業した「ザ・リッツ・カールトン福岡」。
九州初の五つ星高級ホテルです。
◆記者リポート
「こちらの入口、ドアがものすごく高くて重厚感が漂っています。そして中に入りますと、左右温かい光が灯っています。別世界への入口のようです」
18階にあるメインロビー。
博多湾を望むことができる絶景が宿泊客をもてなします。
さらに館内を見てみると、いたるところに日本3大織物の1つでもある「博多織」からインスピレーションを受けたデザインが施されていて、“人と街を紡ぎたい”という思いを表現しています。
そして、客室はゲストルームが147室設けられていて、すべて50平方メートル以上で、料金は約10万円からとなっています。
さらに20室あるというスイートルーム。
五つ星の実力はいかにー。
最上級の部屋にカメラが入りました。
◆記者リポート
「想像以上の広さ、別格ですね。そして福岡の街が一望できます。贅沢な部屋になっています」
その名も「ザ・リッツ・カールトンスイート」。
なんと広さは188平方メートル。
部屋のところどころに和の要素が取り入れられています。
また、浴室にも大きな窓が設けられ開放的な空間に。
気になるお値段は、なんと驚きの約250万円からとなっています。
さらに、五つ星のもてなしは客室だけではありません。
最上階の24階には、宿泊者が利用できる25メートルの室内プールが完備されています。
そして、宿泊客以外も利用できるレストランも注目です。
鉄板焼を提供するレストラン「幻珠」。
九州産特選和牛のステーキをメインに、玄界灘でとれた海の幸も堪能できるフルコースを提供しています。
また、カフェでは九州の旬のフルーツをふんだんに使ったホテル特製のアフタヌーンティーがすでに人気を集めていて、19日からの週の予約はほぼ埋まっているということです。
リッツカールトンではアジアの富裕層をメインターゲットに、海外の王室や要人などへの五つ星のおもてなしを提供したいとしています。
九州初となる五つ星高級ホテルの誕生で福岡の街はどう変わっていくのか、期待が高まります