全国のﾋﾞｯｸﾞﾓｰﾀｰの店舗前で街路樹が相次いで枯れていた問題を受け､TNCが福岡県内の各自治体などに確認したところ､県内11店舗のうち6店舗の前で枯れていることが分かりました｡



これは､全国各地の｢ﾋﾞｯｸﾞﾓｰﾀｰ｣の店舗前の街路樹だけが不自然に枯れるなどしている問題で､TNCの独自取材では､北九州市内の店舗に務めていた元従業員の証言で､社内の｢環境整備｣の方針から店舗前の街路樹を除草剤をまくなどして枯らしたり掘り起こすなどしていたとの新たな疑惑も浮上しています｡

TNCが､福岡県内すべてのﾋﾞｯｸﾞﾓｰﾀｰ11店舗の所在地の自治体などに､店舗前の街路樹の状況を聞いたところ､6店舗の前で｢枯れている｣との回答がありました｡

｢枯れている｣と回答があったのは以下の通りです｡

･春日店(福岡県　調べ)
･小倉南店(北九州市　調べ)
･小倉西港店(北九州市　調べ)
･古賀店(古賀市　調べ)
･小郡店(久留米県土事務所　調べ)
･飯塚店(北九州国道事務所　調べ)



各自治体などの担当課は｢街路樹が枯れた原因について調査する｣としており､｢土壌調査をすることも検討している｣とした自治体もありました｡

このほか､｢元から街路樹がなかった｣と答えたのは､葛原店･博多二又瀬店･筑後店の3ｶ所で､八幡店と西福岡店については｢枯れていない｣との回答がありました｡

ﾋﾞｯｸﾞﾓｰﾀｰをめぐっては､こうした公共の財産である街路樹に対する会社の対応について､全国各地で実態調査が本格化しつつあります｡