福岡市で女性を狙った強盗事件を繰り返したとして起訴された元大学生の男の初公判が12日､福岡地裁で開かれ､男は起訴内容を認めました｡



強盗などの罪に問われているのは､事件当時､大学生だった由川祐輔被告(22)です｡

起訴状などによりますと､由川被告は去年7月から今年1月にかけて､福岡市内の路上で1人歩きの女性を刃物で脅し現金を奪うなど､3件の強盗事件と1件の窃盗未遂事件に関与したとされています｡



12日､福岡地裁で開かれた初公判で由川被告は､起訴内容をすべて認めました｡

検察側は冒頭陳述で｢ｵﾝﾗｲﾝﾎﾟｰｶｰにのめりこみ､学費が払えなくなって金に困窮していた｣､｢路上強盗でまとまった金を得ようとしていた｣と指摘｡

弁護側は｢被害者を傷つけるつもりはなく､事件を後悔し反省している｣｢被害者に弁償が一部済んでいる｣などと述べ､情状酌量を求めました｡