福岡県宇美町で21日、車が登校中の高校生の列に突っ込んだ事故で、運転しいてた男が事故直後に「覚えていない」と話していたことがわかりました。
◆交通指導の警察官
「きのう、この付近でたくさんの高校生が巻き込まれる悲惨な交通事故が発生しています」
事故から一夜明け、現場周辺では22日朝、警察官や宇美町の職員が通学路に立ち、高校生たちが安全に登校できているか見守りました。
この場所では21日午前8時すぎ、逆走した軽乗用車が登校中の高校生の列に突っ込み少なくとも8人が重軽傷を負いました。
警察は、車を運転していた66歳の男を過失運転致傷の現行犯で逮捕しましたが、治療のため釈放しました。
男は夜勤を終えて自宅に帰る途中だったとみられていて、事故直後「覚えていない」と話していたということです。
防犯カメラの映像でも事故の直前に居眠り運転特有の蛇行運転が確認されていないことから、警察は、男が暴走中にすでに意識を失っていた可能性もあるとみて詳しく調べています。