去年10月､福岡県久留米市のﾏﾝｼｮﾝで小学校教師の女性の遺体が見つかった事件で､死体遺棄の罪に問われている夫の初公判が12日に開かれました｡

小学校教師の渡邉彩さん(当時35)は去年10月､久留米市東櫛原の自宅ﾏﾝｼｮﾝで遺体で発見されました｡



その遺体を遺棄した疑いで逮捕･起訴されたのは､夫で会社員の渡邉司被告(41)｡

起訴状などによると､司被告は約1ｶ月にわたり彩さんの遺体を遺棄したとされ､逮捕された当時､警察の調べに｢事実に間違いない｣と容疑を認めていたということです｡

現場となったﾏﾝｼｮﾝの一室で､夫と幼い子供2人と一緒に暮らしていたという司被告と彩さん｡

2人に一体何があったのか｡



12日に福岡地裁久留米支部で開かれた初公判で死体遺棄の罪を認めた司被告｡

検察側の冒頭陳述では､去年9月21日の午前3時ごろ､当時実家にいた司被告が彩さんに自宅ﾏﾝｼｮﾝに呼び出され､それから約5時間以内に彩さんが亡くなったことが明らかになりました｡

しかし､亡くなった経緯については明らかになっておらず､今後の裁判の行方が注目されます｡