ソフトバンク千賀の1軍復帰はいつ? 球宴前ラストはオリ、楽天と6連戦

2021年06月24日

 左足首の靱帯(じんたい)損傷で離脱しているソフトバンクの千賀滉大投手(28)が戦列復帰への最終段階に入った。

 実戦復帰2度目で初めて2軍戦に登板した23日のウエスタン・リーグ阪神戦で3回途中2失点(自責点1)。最速158キロをマークした一方で変化球で空振りが取れないなど立ち上がりから球数がかさみ、最終的に走者を残したままおおむね予定通りの84球で降板した。

 「自分のやりたいこと、試している部分もある中で、今日は良くない方向に出てしまった。常日頃試しながらやっているので、思うところもある。自分の中で(この)結果を踏まえて(次回へ向けて)試していきたい」

 千賀自身がそう振りかえった内容を、倉野ファーム投手統括コーチは「本来の投球とはほど遠い」とした上で前向きに評価する。「修正箇所が分かっているのでそこは修正できる。球数が投げられたのは一番の収穫。1週間後の100球はいける」。次回登板で1軍昇格を判断する上での一つの目安ともいえる球数100球を設定することを示唆した。

 現在、1軍のローテは石川、マルティネス、和田、レイ、東浜、武田。大きく調子を落としている投手はいない。投打の絡みでたとえ勝ち星はつかなくても試合はつくり、交流戦中盤からはいずれの投手もそろって長いイニングを投げるようになった。決して千賀が復帰を急ぐ必要はない状況とはいえ、エースの存在感は絶大だけに1軍に戻ってくるとなればいまだ波に乗り切れないチームやライバル球団に与えるインパクトも大きい。

 倉野コーチは「1軍の兼ね合いで上に上げるかどうか。球数を投げてパフォーマンスが良かったら1軍もある。とにかくしっかり見極めていきたい」と強調する。球宴前の最後の6連戦は7月9~11日のオリックス戦と12~14日の楽天戦。いずれも現状でAクラスのライバルだ。球団イベント「鷹の祭典」の対象試合でスタンドに観客が戻ってくるペイペイドームのマウンドに千賀が立つのか、それとも五輪明けの8月に復帰するのか。ライバル球団も千賀の動向を注視することになりそうだ。

 (取材=米多祐樹)

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