ソフトバンクついに貯金0でパ・リーグ大混戦 松田3打席連続チャンスで打てず

2021年06月28日

 ◇ソフトバンク2―5西武(28日・京セラドーム大阪)

 逆転負けで4連敗を喫したソフトバンクが4月6日以来の貯金0となった。パ・リーグは3位で並ぶソフトバンク、ロッテ、西武の3チームが勝率5割。首位で並ぶオリックス、楽天から3・5ゲーム差に5チームがひしめいている。

 左太もも付近の張りで離脱していた牧原大が約1か月ぶりに復帰し「2番DH」で先発出場。三森との1、2番コンビで主軸につなぐ役割を期待されたが初回はともに凡退した。それでも2死から柳田の二塁打、栗原の適時打で先制。27日の楽天戦で無安打だった3、4番の連打で主導権を握った。

 1-2と逆転された直後の4回の攻撃。2死一、二塁の同点機で、松田が捉えたかと思われた初球の当たりは伸びず左飛となった。1-5とリードを広げられた後の6回は2死から中村晃、長谷川の連続長短打に甲斐が四球を選び満塁。再び好機で松田に回ったが、1ストライクからの2球目を打って4回と同じような左飛で得点できなかった。松田は1点を返した後の8回2死一、三塁でも2ゴロに倒れ、好機で3打席連続凡退に終わった。

 3点差の9回は平良の前に三者凡退。38試合連続無失点のプロ野球タイ記録を演出する側に回った。

 ソフトバンクは今季76試合目で、シーズン試合数の半分以上を消化して貯金0は2018年以来。同年は後半に盛り返して最終的に貯金を22まで積み上げたが、開幕から首位を走る西武を一度も捉えきれないまま2位に終わった。

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