2021/01/11 16:45
779年の伝統 僧侶が“八の字歩き”で読経 筥崎宮でお礼参り 福岡市東区
寺の僧侶が神社を参拝する、全国的にも珍しい行事が福岡市の筥崎宮で行われました。
福岡市東区の筥崎宮の参道をゆっくりと進むのは、博多区にある承天寺の僧侶約20人です。
この行事は鎌倉時代、承天寺を開いた聖一国師が中国での修行から戻る際、嵐に遭遇し、海上から筥崎宮に祈ったところ、無事に帰国することができたため、お礼参りに訪れたことが始まりとされています。
拝殿にあがった僧侶たちは、八の字に歩きながら読経する「巡り経」を奉納しました。訪れた参拝者は、770年以上続く全国的にも珍しい伝統行事を静かに見入っていました。
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