2021/02/22 19:45
新型コロナワクチン 医師らに先行接種 体調に変化は? 福岡県
医療従事者を対象にした新型コロナワクチンの先行接種が、福岡県内でも進んでいます。
接種後の体調に何か変化はあるのでしょうか。
◆職員
「ちょっと痛いです、しびれとかないですか?」
◆院長
「大丈夫です」
◆職員
「はい、終わります」
福岡市南区の九州がんセンターでは22日、医師や看護師などの先行接種が始まりました。
職員約600人が希望していて、1日60人ずつ接種が行われます。
使われたワクチンは19日に届いたファイザー社製。
世界各国ではアナフィラキシーショックなどの副反応も報告されているため、接種後に経過を観察する待機場所や処置室も設けられました。
◆九州がんセンター 藤也寸志院長
「針が皮膚に刺さる時だけちくっとするだけで、薬を入れている時も何も感じませんでした」
Q痛みなどは?
「痛みも全然ないですね」
このほか古賀市の福岡東医療センターでも、22日に接種が始まった新型コロナワクチン。
医療従事者への先行接種は県内6つの医療機関で行われ、接種後の体温変化や倦怠感の有無などを記録してもらうことになっています。
そうした中、19日に接種が始まった福岡市の九州医療センターでは、その後…。
◆九州医療センター 森田茂樹院長
「2~3人の職員が肩の痛みを訴えていたが、それもきょうの段階では解消しているようで、私たちに限って言うと仕事に支障がでるようなことは起こっていないと思う」
こう話すのは森田茂樹院長です。
接種から3日たちますが重い副反応はみられないといいます。
想定よりも増えた医療従事者の接種希望。
4月に始まる高齢者の優先接種について、河野規制改革相からはこんな発言が…。
◆河野規制改革相
「できれば4月には高齢者の接種を少しずつ始めていきたい。1つ1つ確認しながらゆっくり広げていきたい」
ワクチンの供給量が限られるとして、優先接種を限定的に始める考えを示しました。
世界的な争奪戦となっているワクチン。
河野規制改革相は「今の想定では5月からは日本向けの供給量が増えてくる」との見通しを示しています。
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