2021/04/05 19:45
福岡県知事選 情勢調査 星野氏は幅広い浸透が課題 服部氏が大きく先行 県民「コロナ対策」を期待
4月11日に行われる福岡県知事選挙。
TNCが行った情勢調査で、前の副知事の服部さんが元福岡市議の星野さんを引き離し、大きく先行していることが分かりました。
終盤に入った県知事選。
元福岡市議で共産党が支持する星野美恵子さん(70)は5日昼前、水巻町で街頭演説を行い、県政の刷新を訴えました。
◆星野候補(演説)
「今の県政、国の菅政権の無為無策にただ追随しているだけではありませんか」
(インタビュー)
「すごく(有権者からの)期待を感じていますし、じわじわとそこから広がっているのではないかという風に手応えを感じております」
一方、前の副知事で自民・公明・立憲民主・社民が推薦する服部誠太郎さん(66)は5日朝、筑紫野市のJR二日市駅前で支持を訴えました。
◆服部候補(演説)
「ともかく県政はしっかりと地に足をつけて、県民の皆様をど真ん中に置いて、県民のために何ができるか、何をなすべきか、これを考えて行動していく」
(インタビュー)
「本当に若いご夫婦のみなさん、乳母車を押しながらでも手を振って頂いたり、初めて投票に行きますという高校生の皆さんから声援を頂いたり、本当に私の力になっています」
新人2人の一騎打ちとなっている、福岡県知事選挙。
TNCは3日と4日の2日間、電話による情勢調査を行い、有権者747人から回答を得ました。
その結果、前副知事の服部さんが自民、公明支持層の7割から8割、無党派層の半数以上の支持を得て大きく先行していることがわかりました。
一方、元福岡市議の星野さんは共産支持層の約8割と、立憲民主の支持層の約3割を固めていますが、無党派層への広がりは乏しく、先行を許しています。
ただし2割以上の有権者はまだ投票先を決めておらず、情勢は変動する可能性があります。
新しい知事に期待することは、「新型コロナ対策」が36.4%と最も多く、続いて「経済対策」が28.1%、「福祉対策」が13.9%、「子育て振興策」が6.6%でした。
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