2021/04/07 20:00
福岡県知事選 「コロナ対策」候補者らの訴えは? 県民“ワクチンの早期接種”最も期待
11日に投開票される福岡県知事選挙。
投票日が迫る中、有権者の関心が高い新型コロナ対策について、候補者の訴えをまとめます。
◆主婦(70代)
「検査をもう少し増やしてもらえたらなと思います。無症状の人がいるので」
◆主婦(20代)
「ワクチンをもうちょっとみんながたくさんの人ができるような環境になれたら」
感染力の強い変異ウイルスが急増し、感染の第4波が懸念される新型コロナウイルス。
県内ではこれまでにのべ1万9000人余りが感染し、様々な対策が講じられていますが、高齢者施設でのPCR検査が無料にも関わらず進まないことや、病床の稼働率がなかなか下がらないことなど問題が多いのが現状です。
新型コロナ対策が緊急の課題となる中、TNCが知事選に向けて行った情勢調査では、有権者の半数近くが、最も期待する対策として「ワクチンの早期接種」と回答し、病床の確保やPCR検査の拡充などがそれに続きました。
有権者が最大の関心を寄せるコロナ対策について、知事選の候補者はー。
◆星野候補
「まずやらなければいけないのは、重症化リスクの高い高齢者の方たちの命を守ることです」
◆服部候補
「市民の皆様へワクチン接種が円滑に進むように、課題を共有しながら取り組んで参る考えでございます」
共産党が支持する元福岡市議の星野美恵子さん(70)は、高齢者施設でのPCR検査の拡充や変異ウイルスの検査数の大幅な引き上げなどに取り組むとしています。
一方、自民、公明や立憲民主が推薦する、前の副知事服部誠太郎さん(66)は、入院病床のさらなる確保や県内企業との治療薬の共同開発などを公約に、小川県政を引き継いでコロナ対策と経済活動を両立させるとしています。
◆服部候補
「しっかりとリバウンドを防いで参ります。救命救急医療や地域の一般医療への影響、このことも慎重に考えながらしっかりと確保ベッド数を増やして参ります」
重症化しやすい高齢者への対策を重視する星野さんはー。
◆星野候補
「今の感染の広がりを早急に抑え込む、これが必要です。モニタリング検査を、まず今の10倍に広げて参ります」
感染の再拡大が懸念される中、ワクチン接種が遅れている新型コロナ。
対策の先頭に立つ県政トップをどちらの候補に託すのか、福岡県知事選挙は11日に投開票されます。
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