2022/05/10 19:45
希少な国産『ジュリエットバナナ』 大牟田市の新たな特産品へ 皮まで食べられる その味は? 福岡県
福岡県大牟田市から、初めての収穫の話題です。
収穫されたのは、大牟田の新たな特産品を目指す、国産バナナ。
普通のバナナとは、ひと味違うんです。
全体の99.9%を輸入品が占める中にあって、大変希少な「国産バナナ」。
黄色く色付きまさに食べ頃ですが、普通のバナナとはちょっと違うんです。
◆記者
「甘味が強くておいしい。皮はシャキシャキとした食感で、苦みもなく食べやすいです」
なんと、皮まで食べることができるんです。
「ジュリエットバナナ」と名付けられたこのバナナは、大牟田市の農園で作られています。
栽培に取り組むのは学習塾などを運営する市内の企業で、2021年5月、鹿児島の農園から苗や肥料を購入し、畑違いの新事業に乗り出しました。
◆プラッスル 大石真二本部長
「大牟田っていうのがどうしても特産が特にないとのことで、人口がどんどん少なくなっている中で、一つの新しい特産品になれば」
温度や湿度の管理を徹底したハウスには、現在214株が植えられています。
水やりも一株一株の成長に合わせて調整し、ストレスがかからないよう24時間クラシック音楽を聞かせています。
手塩にかけた希少な国産バナナですが、2021年8月には豪雨でハウスが浸水し、夜通し水出し作業に追われました。
そうした苦労が報われて、一株も枯れることなく成育し、4月、ついに初めての収穫を迎えました。
◆プラッスル 大石真二本部長
「正直、男泣きしました。本当にできるんだろうかと思ってやっていたが、毎日バナナ一本一本に話しかけながら収穫できたこと、関係の皆様をはじめ本当にうれしい限り」
まだ青いバナナは、熟成させ5月中旬ごろから市内の道の駅などで販売されます。
さらに7月からは、大牟田市のふるさと納税の返礼品にも使われる予定です。
◆プラッスル 大石真二本部長
「地元・大牟田の特産品はもちろんなんですけど、一人でも多くの方が国産の安心、安全、健康にいいバナナを食べてもらえれば」
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