2022/06/22 19:00
北九州市でラグビー日本代表戦 対するは南米・ウルグアイ 心躍る“ミラモン”の強さの裏側とは?
6月3日、JR小倉駅の構内に登場した「北九州スポーツギャラリー」。
ずらりと並んでいるのは、2019年に日本開催で湧いた、ラグビーワールドカップに関する貴重なユニフォームの数々です。
小倉駅にラグビーのギャラリー??
その理由はー
6月25日、北九州市小倉北区のミクニワールドスタジアムに日本代表が集結!
注目の“国際試合“があるからなんです。
ミクニワールドスタジアムと言えば、3年前のワールドカップの時に、北九州市で事前合宿をしていたウェールズ代表が公開練習を行い、スタジアムは1万5千人を超える観客で埋め尽くされました。
今回、世界ランキング10位の日本代表に対するのは、世界ランク19位の南米「ウルグアイ」です。
18日に東京で行われた試合で日本に敗れたウルグアイ代表は、リベンジに燃えています。
北九州市での16年ぶりの代表戦を前に、地元のラグビー少年たちも胸が高鳴っています。
日本代表も輩出している、北九州市の鞘ヶ谷ラグビースクール。
試合当日、観戦に行くという選手はー
◆観戦する選手
「(日本代表の)ビッグタックルとビックゲインが見たいです。初めてやけ嬉しいです!」
一方、こちらの選手は対戦相手・ウルグアイのユニフォームを着ていますが…
◆観戦する選手
「2019年ワールドカップで、(ウルグアイの)エスコートキッズとして出場した」
なんと、ワールドカップの舞台でウルグアイ代表の選手たちと一緒にグラウンドに立っていたのです。
それゆえに、彼にはこんな悩みが…
「どっちを応援すればいいか分かりません」
Q.どっちを応援する?
「ん~ギリギリウルグアイが勝ってます」
実はこのラグビースクールに、「将来の日本代表」と言っても過言ではない選手がいます。
中学3年の長野平知君(15)。
小学1年からラグビーを始め、現在、身長172センチ、体重82キロと恵まれた体格に、鍛え上げられた太ももが特徴です。
群を抜く“突破力“は、まさに『モンスター級』です。
Q.自分の強みは?
◆長野平知君
「ボール持った時とかにちょっとゲイン(前に出ること)ができる」
長野君が小学6年の時の映像。
持ち前のパワーで相手を弾き飛ばし、次々にトライを決めていました。
一緒にラグビーをするチームメイトにとって、長野君とはー
◆チームメイト
「いてくれないと困るのと、とても頼れる存在です」
仲間からの信頼も厚い長野君。
強靱な肉体を持つ強いプレーヤーとしての一面とは裏腹に、ラグビーに対する姿勢はどこまでも謙虚でした。
◆長野平知君
「努力していかないとすぐできなくなって、ずっとコツコツ、できなくても努力していかなきゃなとは思っています」
ひたむきな姿勢は、グラウンドの外でも。
平日の学校終わり、帰宅した長野君が始めたのは、腕立て伏せ、そして腹筋。
さらに自宅の前で、お父さんのサポートのもとトレーニングをすると、最後は、坂道を20本以上『全力ダッシュ』します。
汗を流した後は食事。
米はいつも、茶碗に山盛りです!
Q.いつも何杯くらい?
◆長野平知君
「いつもこれ3杯くらいです」
Q.毎日?
「毎日3杯くらい(食べる)」
多い時は、1食で3合をたいらげるという長野君。
まだあどけなさが残る15歳の少年は、一流のラガーマンになるための道を突き進んでいます。
◆長野平知君
「チームで役に立てる、僕がいたから勝てたって言ってもらえるようなプレーヤーになりたいです」
そして、待ち望んだ日本代表戦は、家族4人で観戦します。
◆長野平知君
「(8年前にも)日本対ウルグアイの試合を観に行ったから、(日本代表が)結構強くなってきているから、もう1回観れて嬉しいです」
未来の日本代表を目指す子供たちも期待を寄せる、注目の一戦まで「あと3日」。
25日、午後3時キックオフです!
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