2022/06/22 19:20
子ツバメ 巣にギュッと 40組の親ツバメが集まる納屋 カラフルな傘も初夏の風物詩に 福岡県糸島市
糸島の、この季節の風物詩。
ツバメのヒナが、元気な声を響かせて育っています。
一生懸命、口を開けて親鳥からエサをもらうのは、ツバメのヒナです。
こちらのヒナは、生まれて間もないのか産毛もまだらです。
40組近い親ツバメが子育てをしている、その真下には…
◆記者
「糸島市にあるこちらのご自宅の納屋なんですが、傘が全て下向きにさしてあります」
30本近いカラフルな傘が!
糸島市高祖で農業を営む大江正昭さん(78)の納屋で見られる、この季節の風物詩となっています。
◆大江正昭さん
「巣にとまったツバメが下にフンをおとす、それで車や床が汚れて掃除が大変だった」
農家にとってツバメは、農作物の害虫を食べてくれる大切な存在。
しかし、ツバメが落とすフンが悩みの種でした。
そこで大江さんは、ツバメと共存していくため、4年ほど前からこのような傘を取り付けました。
◆大江正昭さん
「ツバメはどこの(農家の)家庭でも大切にしてますね、益鳥ということで。これ(ツバメ)が来んと、さみしいし、来たら今度はうるさいけど、帰るとまたさみしいし、それが半年ごと繰り返されるから、もう家族の一員みたいなものですね」
今では床にはほとんどフンがなく、親ツバメが傘にとまって羽を休める姿もみられます。
親ツバメは2回産卵してヒナを育て、9月上旬までに400羽ほどがこの納屋から巣立っていくということです。
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