番組審議会から(第640回)
番組審議会から(第640回)
第640回番組審議会
| 議題 | 『福岡NEWSファイル CUBE』 2022年4月16日(土)10時25分~11時45分放送 |
|---|---|
| 出席委員 | 藤 井 克 已 委員長 進 藤 卓 也 副委員長 舘 賢 治 委員 中 村 ク ミ 委員 林 田 歩 委員 辻 慎 一 委員 |
| 欠席委員 | 石 村 一 枝 委員 喜多村 浩 司 委員 森 亨 弘 委員 |
地方局発としては最も古い歴史を持つ報道系情報番組。
政治・経済・文化・スポーツなど幅広いジャンルを取材。
全国で注目される話題も地元に引き寄せ“福岡の今”をより深く多面的に考えます。その分野の第一人者を招き、切り口や視点を変え、今、世界で何が起きているのか?そして自分の街や地域への影響、そして未来は?など視聴者に問いかける番組を目指しています。
委員からは
- 報道と戦争というのは密接に関係していますよね。ということは、報道番組の原点に立ち返るという視点で言えば、このような話題は、報道側もきちんと整理して、きちんと発信していく必要があるのではないかなと感じました。
- 憲法上我が国は軍を持たない、でもその中でどう国を守るのかということも、今回の放送を通じて、私自身が改めて考えさせられたという点はすごく良かったなと思います。
- 戦争の脅威にフォーカスを当て過ぎていたんじゃないかと感じました。福岡でもいいんですけれども、ロシア・ウクライナ問題によって発生する経済的な影響とか、物価が上がっているとか、いろいろとあると思うんですよね。そういったものを、もう少し時間を割いてでも伝えてもらったら良かったかなというふうに感じました。
- 舞鶴公園のアウトドアイベントの開催を報じて、イベントを後押しするのはいいことだとは思いますが、せっかく生番組でするなら、もう少し今やっているイベント等を紹介するようにしないと、3分ではもったいないように感じます。
- 今回は緑を基調としたセットというか、画面で緑がすごく目に入ったんですね。例えばボードの九州地図とかも緑になっていたし、文字も緑になっていたので、そういうことを何か意識的にされていたのかなと。緑って目に優しいというか、何か落ち着いた感じが醸し出されていました。
- 人間性とか、常に学ぶ気持ちを持ち続けて、それを仕事で実践して、自分の知識や技術を磨き上げていく姿勢とか、組織のリーダーとしてあるべき理想の姿というか、宮﨑さんの生き方や言葉の力に大変共感できました。
- 万全な状態ではないホークスを盛り上げようと、池田さんと佐藤アナが、非常に明るすぎてやや目立ち過ぎた感があるというか、視聴者の捉え方はどうだったのかなというふうに思いました。
- 対弾道ミサイルの地下施設について、天神の駐車場が紹介されたことで非常に身近に感じました。欲を言えば、指定されている箇所について、地図で紹介したほうが良かったのではないでしょうか。
- 疫学調査の範囲、業務内容を県の指導とは異なった形でやり成果を出した感じでしたが、それならば、なぜ糸島モデルを他の保健所は学びやらないのかも疑問です。その意味で、宮﨑さんを尊敬する保健医師のコメントだけではなく、他の保健所長や県の担当者のコメントも聞いてみたかったです。
- 黒井さんだけは、日本として大至急対応すべき事項ということで、ミサイル防衛予算を議論してほしいとおっしゃっている。このことは、テレビ画面で解説されている方のほとんどが極めて観念的で抽象的な情緒論ばかりを話されている中、唯一、現実的で実務に即した提言をされていると思いました。
- 保健所にはいろんな機能があるんだけど、その中の彼が担当していたものはそういうことだったかもしれない。あるいは、彼の保健所だけがそうだったかもわからない。全国的に見たとき、保健所に対する僕らの疑問とか批判というものは全然解消していないんですよ。
- ウクライナニュースの間、コマーシャルが全く入らず集中した構成で、とても集中して見ることができました。
- 今、テレビでニュース番組を見るのが大変つらいということです。端的に言っても、ウクライナの映像に対するストレス。あれだけの状況で、あるいはアゾフスタリ製鉄所の地下から生の声で世界に救援の手を求めながら、それがなかなか届かない。何か私たちがあのまま見殺しにしているのではないかという思いがして、マスコミという立場を離れた一人の人間としても、もうあまり見たくないなと。
- 報じる側、伝える側も、このニュースは大変つらいニュースでありますとか、視聴者の皆さんもストレスを感じるかもしれませんけど、これは本当に歴史的な瞬間なので、ぜひ目をそらさず事実を知っていきましょうというふうなことを一言でもお話しいただければ、ああ自分だけじゃないんだなと、やっぱり皆さん同じような思いで今このつらい現状を目にしているんだなというふうな共感が伝われば、見る側のストレスも軽減するのではないかなと考えた次第です。
- TNCといいますか、ジャーナリストがニュースを配信していくというのはどういうやり方をしているんだろうかと、私としては非常に疑問を抱いた、あるいは疑問に気づいた番組でございました。
などの意見を頂きました。
局からは
- ロシアのウクライナ侵攻をやるに当たって、どういう見方をすればいいのかということで本当に悩みました。幾つかの指摘もありましたが、どの見方が一番、中立かつ僕らが伝えたいことができるのかと。当然福岡にも寄せていきたいということで、ミサイルのシェルターの問題に関してはご存じない方のほうが多いと思うので、少なくともそこは伝えることができたのかなと思っています。
- 我々は、どっちかといったら福岡、それから日本の防衛をどうするかということにこだわったつもりです。それに、やはり西側の映像を使わざるを得ないので、どうしてもそういうふうに見られてしまうのは、やや仕方ない部分なのかなと。
- この方の人の良さというのはもちろん伝えたかったことの一つなんですけど、制度的に無理があるんじゃないかというのが一番伝えたかったメッセージです。実はこの人がいたから糸島は何とかなったんですけど、あの人が辞めてしまった後どうするのかというのを伝えたかったんです。
- これからも円安傾向が続くのかなと思いますし、相変わらず原油高が続いていますし、小麦の問題等々も出てくるので、福岡経済が今後どうなるのかというのは引き続きチャレンジしていきたいテーマだと思っています。
- 緑を基調にして、ちょっとやわらかい感じだと分かっていただいたのは非常に嬉しいですありがとうございます。
などの説明をしました。
番組審議会事務局より
- 視聴者レスポンスについて
4月に寄せられた視聴者ご意見などの件数および特徴を書面にまとめてご報告しました。
過去の番組審議会
審議会 委員名簿
- 作成日
- 2022/05/31 13:02
- 最終更新日
- 2022/05/31 13:03




