交流戦低迷のソフトバンク先発陣は好調 元ヘッド達川氏「甲斐の指がスムーズに出ていますよ」

2021年06月18日

 プロ野球は2年ぶりの交流戦の全日程を終え、18日からセ、パ両リーグ内での対戦が再開する。パ6球団で交流戦最下位、12球団中11位に沈んだソフトバンクは本拠地に日本ハムを迎えての3連戦に臨む。交流戦では打線が不調だった一方でチーム防御率は12球団トップの3.04。中でも先発陣が奮闘し6回以上投げた試合が14試合、後半は6試合連続で7イニング以上を投げるなど課題だった「長いイニング」を投げるケースが増えた。TNC野球解説者の池田親興氏と元ヘッドコーチの達川光男氏が対談で交流戦を総括し、達川氏は先発陣好調の要因を「甲斐の指」と指摘した。(文中敬称略)

   ◇  ◇  ◇

池田)今年は9回打ち切り。なかなか先発陣が7回投げれなかったがここ最近は7回の壁を破る選手が増えてきた。

達川)レイもそうだし、マルティネスも、東浜の復活、石川、そして武田の投球もおみごと。

池田)和田を忘れちゃいけないですよ。

達川)和田の背中を見て若い投手が頑張っている。それとね、外国人のマルティネスとレイが(捕手の)甲斐を褒めるのはなかなか珍しい。

池田)そうですね。

達川)甲斐もサインの指がスムーズに出ていますよ、最近は。試合時間も、ものすごく短縮されている。

池田)指がスムーズに動くということがあるんですか?

達川)やっぱり首を振られ続けるとなかなか指が動かない。あれだけ日本ハム時代に首を振っていたマルティネスが、ホークス来たら全く首を振らない。甲斐には一生懸命、研究してくれている恩義があるのでは。だから、レイもほとんど首を振らなかったよね。やっぱり先発陣が甲斐を信じて投げますね。武田も今は甲斐と相性良いですしね。甲斐の成長が先発陣の成長につながりました。

池田)僕はもう1つ要素があると思います。森、モイネロがいなかったことで、中継ぎ陣は本当にきつかったと思うが、逆に自覚が生まれた部分もあるのではないかと。キャッチャーとのコミュニケーションも増えたと思う。

達川)今までは6回全力だったのが、なんとか7回まで頑張ろうという意識に変わってきましたよね。中継ぎも(森、モイネロの)2人がいない中で本当に頑張っていますよ。

(TNC「スポーツCUBE」12日オンエアより)

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