代打バントで金メダルつかむも「まだまだ」 ソフトバンク栗原、五輪で実感した自分の立ち位置

2021年08月10日

 金メダルを獲得した「侍ジャパン」の一員として東京五輪に出場したソフトバンクの栗原陵矢捕手(25)が10日、2軍戦に出場するためチームに合流した。

 五輪では捕手及び内外野を守れるユーティリティープレーヤーとして待機し、出場は代打で犠打を決めた1打席のみ。米国との準々決勝でタイブレークの延長10回、初球をきっちり送り甲斐のサヨナラ打につなげた。

 極限の緊張感の中、1球で成功させたバントには称賛の声が相次ぎ、栗原も「決まったときはうれしかった」と達成感があった様子。一方で球界を代表するメンバーがそろう中、出番が限られたことで改めて感じた部分もあるという。

 「レベルの高さを改めて実感した。まだまだ自分のレベル、技術、体力、高めていかないといけないなと思いました」

 7月14日にペナントレース前半戦が終了後、実戦では16、17日の球宴で計4打席、24、25日の五輪壮行試合で計1打席、五輪本番で1打席で、この1カ月で通算6打席しか立っていない。予想されていたこととはいえ、10日の2軍戦前練習を終えた後には「不安はあります」と口にした。

 もっとも、逆転Vを目指すチームのレギュラーとして責任感は強い。「チームが連覇ができるように。それに貢献できるように」。10、11日の2軍戦で打撃、守備ともにできるだけの準備をして、13日に始まる後半戦に備えるつもりだ。

 (取材=米多祐樹)

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