田中将大に通算17勝目献上 負けても光ったソフトバンクの20歳

2021年07月13日

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 ◇ソフトバンク2-6楽天(13日・ペイペイドーム)

 ソフトバンクは日本球界復帰後初対戦の楽天・田中将に打線が抑えこまれ、投手陣も3被弾で完敗を喫した。

 初回2死、本塁打争いリーグトップの柳田が初球の内角低めスライダーを右中間席へ運ぶ22号先制ソロ。ソフトバンク打者の田中将からの本塁打は、田中の新人時代にシーズン5本を放った2007年(ブキャナン2、松中、多村、松田)以来で、同学年の柳田は通算20打席目の対戦で初めてで、東京五輪に出場する侍ジャパンメンバー同士の対決をまずは制した形となった。

 主砲の一発で4連勝へ幸先よく主導権を握ったが、中継ぎへの配置転換を経て18日ぶりに先発復帰した石川が2、3、4回と失点を重ねて途中降板。リードを広げられる間に、前回の楽天在籍時にソフトバンク戦通算16勝3敗1セーブ、防御率1.85と圧倒していた田中将に打線がねじ伏せられた。柳田は2打席目は空振り三振、3打席目は二ゴロ。結局、7回1失点の田中将にカード通算17勝目を献上した。

 敗色濃厚の中で4戦連続スタメンと売り出し中の20歳、野村が一塁守備でアピールした。3番手の田中が浅村に特大の一発を許した7回、2死から岡島が放った一塁頭上への打球をジャンプしてキャッチ。171センチの体を目いっぱい伸ばしたファインプレーにスタンドから大きな拍手が起きた。

 注目された田中将との対戦で1点しか奪えなかった工藤監督は「ピッチングがうまい。打ち気をそらしたり、簡単にカウントを取ったり。低めにあそこまで集められると連打は難しい。百戦錬磨のピッチャーですから」と脱帽。1試合を残して8年ぶりにBクラスで前半戦を終えることが確定したが、努めて前向きに「もう切り替えている。明日、良い形で前半戦を終えられるように」と強調した。

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