◇西武0‐9ソフトバンク（8日・メットライフドーム）

　4位ソフトバンクが大勝で貯金を1に戻した。試合後、オリックスがロッテとの首位攻防戦に敗れ再び首位の座を明け渡し、ゲーム差が4となったソフトバンクに一夜で自力優勝の可能性が復活した。

　序盤から打線がつながり3回までに9得点。4番栗原が4打点を挙げるなど大量援護をバックに中5日でマウンドに上がったエース千賀は7回無失点と貫録を見せ、8回は古谷、9回は約4カ月半ぶりの登板となった森がそれぞれ無失点に抑え完封リレーを完成させた。森は1軍復帰した7日もブルペンで肩をつくっていたが、8回にチームが逆転されたことでマウンドに上がらないままゲームセットとなっていた。

　ソフトバンクはここ４試合で計34得点。4年目のリチャードが5日にプロ1号の満塁弾を放つなど打線の起爆剤となっており、8月に1試合平均2点台だった得点は9月は7点を超えている。