◇ソフトバンク4‐1日本ハム（26日・ペイペイドーム）

　ソフトバンクが逆転勝ちで11試合ぶりの勝率5割に復帰した。

　先発の笠谷が4回、先頭の近藤にソロを献上。低めの変化球をスタンドに運ばれる技ありの一発で先制されたが、後続を3者連続三振に仕留めて追加点は阻止した。

　追うソフトバンクは加藤の前に沈黙していた6回、今季初めて2番に入った先頭栗原の二塁打で好機を築き4番デスパイネが同点タイムリー。試合を振り出しに戻した。さらに投手が3番手の井口に代わった7回、先頭リチャードが勝ち越しの5号ソロ。２試合ぶりのスタメンで、本拠地ではプロ１号の満塁弾を含む２本塁打を放った5日のオリックス戦以来となるアーチを放った成長株は「打席に向かう前に（6、7回を無失点に抑えた）松本さんに『頼むぞ』と声をかけられたの何とか点をとるんだと気合いが入った。自分から仕掛けることができた打席だったと思う」とコメントした。

　この後、今宮が6月8日以来のアーチとなる4号ソロで加点。8回はリチャードが犠飛でこの試合２打点目を挙げた。

　８回はモイネロ、9回は森がいずれも4月以来の3日連続登板でリードを守って勝利。ソフトバンクは19日に工藤監督就任後ワーストの借金４となった後、20日からの6試合を5勝1敗で借金を完済した。