◇ソフトバンク9-0西武（29日・ペイペイドーム）

　ソフトバンクが今季最長タイの４連勝を飾った。

　３連勝中のソフトバンクはサウスポーの浜屋に対し松田ら右打者6人をスタメンに並べた作戦が的中。初回先頭で6月13日以来の1番に入った右打者の川島が四球で出塁し、続く栗原が２ボールからカウントを取りにきた3球目を中越えに運ぶ二塁打で先制した。

　3回は４番デスパイネの２点打と今季初めて5番で起用された松田が２球目のストレートを左翼テラス席へ運ぶ通算300号のメモリアルアーチで加点した。

　中５日で先発したマルティネスは走者を出しながらも要所を締め6回無失点。99球でマウンドを後続に託し、5月22日のオリックス戦から15試合連続のクオリティスタート（6回以上を投げて自責点3以下）を達成した。

　5回も牧原大の2点二塁打などで３点を追加したソフトバンクは7回から甲斐野、古谷、 田中とつなぎ、前日まで4試合連続で登板していたモイネロ、森を温存したまま勝利した。

　ソフトバンクは9月の成績が11勝8敗2分け。1試合を残して4カ月ぶりの月間勝ち越しを決めるなど上位を猛追し、メークミラクルの予感を漂わせ始めている。