市内の映画館の観客数は、映画ファンが心置きなく映画を楽しんでいる状況に回復しているとは言えません。また、北九州市が支援していたドラマや映画の撮影は軒並み中止となり、市民は「エキストラ」による映画の参加も再開されていませんでした(今回の撮影がコロナ禍以降で初めての撮影となりました)
こうした中、北九州市とTNCは、映画館で「映画を観る楽しみ」「映画を一緒に作る楽しみ」を市民と共有したいと「映画の街・北九州」という動画を制作しました。
いつでも帰りたいなと思うのは、地元の空気を吸いたいから。
TNC北九州映画特集という素晴らしい企画に、自分の監督作を選んでいただいて光栄です。1985年に北九州の若松に生まれて、福岡市内で育ち、今は東京で映画や舞台やドラマを作っております。映画「私たちのハァハァ」は、北九州の女子高生4人が、バンドのライブを見るために自転車で1000キロ離れた東京に向かうロードムービーです。ハァハァというのは、興奮であり、溜息であり、息遣いであり。ステージに立つ人より、ステージを眺める子のエネルギーを描きたいと思って作りました。自分自身も、久留米の中高で自転車に乗りまくっていたので、東京なんてチャリで頑張れば着くんじゃないかという全能感から、生まれ故郷をスタート地点に設定したのです。
不安な日々が続いていると思いますが、こうして家で過ごす小さな夜に、パワーと元気を与えられる作品だと信じております。そして今、福岡に所縁のある光石研さんや松重豊さんが出演している「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」も毎週金曜深夜、某放送局にて楽しく放送しております。これはTNCのウェブですので、今のは独り言です。九州のテレビの中、がむしゃらで愛しいハァハァに出会ってくださいハァハァハァハァ。
北九州市内のとある映画館。館主で映写技師の賢一は、新型コロナウイルスの影響により経営する映画館を休業せざるを得ない状況となっている。
賢一の妻、良江は、落ち込む夫の姿を見て心配でならない。
そんな中、パン屋の美和との何気ない言葉のやりとりに励まされ、賢一は、前向きに歩き出そうとしていた。
動画の公開までしばらくお待ちください。
動画の公開までしばらくお待ちください。
動画の公開までしばらくお待ちください。
光石研
「映画を盛り上げよう」「北九州を盛り上げよう」というスタッフの皆さんとの心地よい撮影現場でした。小さな力が集まれば、少しでも明るい希望が持てるようなものになるんじゃないでしょうか。
今回の短編ドラマを観ていただいた後、みなさんが映画館に帰ってきたり、前向きな気持ちになっていただければ嬉しいです。