福岡市にある精華女子高校・吹奏楽部。
全国屈指の吹奏楽強豪校で、
コンクールでは毎回のように金賞を受賞。
彼女たちは高校の部活生ながら、
舞台の上で繰り広げるパフォーマンスで
観客を熱狂させるほどの実力を持っています。
しかし、どれだけの人が
彼女たちが部活動でどんなことをして、
どんな汗をかいて、笑って、
そして泣いているのか、知っているのでしょう?
今回主役となるのは、
現在の顧問が率いて10代目となる
吹奏楽部メンバー113人。
そしてここまでの名門の部を率い、
まとめる“3人の部長”たち。
“金賞・ゴールドを取って当たり前”。
そんな世間の期待が当たり前になっている環境の中で、彼女たちが本当に目指すのは1年間の、
いや3年生にとっては精華女子で吹奏楽を続けた3年間の集大成とも言える、
『定期演奏会』でした。
『まだまだ、この最高の仲間たちと演奏を続けていたい。』
前編では、定期演奏会でフィナーレを飾る3年生、そして後輩へと受け継がれていく“精華の伝統”を追います。