「犬みたいにパンにかぶりつきよった」 母親と“ママ友”とのLINE明らかに 5歳児餓死 福岡地裁

2022年06月08日

2020年に福岡県篠栗町で当時5歳の男の子が餓死した事件の裁判は、6月8日、母親の碇利恵被告(40)に対する検察側の質問が行われました。

篠栗町の無職・碇利恵被告は2020年4月、知人の赤堀恵美子被告(49)と共謀し、当時5歳の三男・翔士郎ちゃんに十分な食事を与えず餓死させた保護責任者遺棄致死の罪に問われています。

いわゆるママ友だった赤堀被告に支配されていたとされる碇被告。

その実態の解明が裁判の大きなポイントとなる中、8日の被告人質問では、碇被告が赤堀被告に送ったLINEの内容が明らかになりました。

やせ細っていたとされる翔士郎ちゃんがパンを食べる姿について、碇被告はー。

◆LINEの文面
「犬みたいにパンにかぶりつきよった」
「わが子ながら私怖いと言ってしまったんよ笑」

実の息子に対する悪口ともとれる文面を送っていた理由について、碇被告は「赤堀被告に対してあなたの味方だと示さないといけなかった」と答えました。

一方で、赤堀被告から「今後の関わりを絶つ」旨の発言をされた際について、碇被告はー。

◆碇被告(検察側の質問に対し)
「助けてくれるのはボス(と呼ばれる人物)と赤堀被告しかいない」
「ご飯がもらえなくなるから困る」

さらに「翔士郎ちゃんが痩せていることがわかっていたけど死ぬと思ったのか」と尋ねられると「思っていませんでした」と主張しました。

8日午後からは証人尋問が行われ、碇被告の元夫が出廷しました。

亡くなった後の翔士郎ちゃんを見てどう思ったか、聞かれると「面影が一切なかった。やせ細り、現実を受けとめられなかった。全くの別人だった」と話し、碇被告に対しては「生きて罪を償ってほしい」と述べました。

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