２７日に４年ぶりに福岡で開幕した浅田真央さんのアイスショー。

初日公演の舞台裏をＴＮＣが独占取材。

プロフィギュアスケーター、真央さんが舞台を通して伝えたい想いとは－。

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２７日の午前１１時ー

◆赤木アナウンサー
「こちらの会場の中では、浅田真央さんが直前練習を行っているということです。あ、真央さんがいらっしゃいました。大きく手を動かしながら、軽やかに滑っています」

開演７時間前。

真央さんは、氷の感触を確かめながら、ひとつひとつ動きを入念にチェックしていました。

途中、私たちのカメラに気付くとー

◆浅田真央さん
「失礼します」

笑顔で挨拶をしてくれました。

幼いころから天才少女として注目され、代名詞のトリプルアクセルを武器に、バンクーバーオリンピックで銀メダルを獲得するなど、数々の栄光を手にしてきた真央さん。

”伝説のフリー”を演じたソチオリンピックから３年後の２０１７年に現役引退を発表しました。

あれから５年、自身２回目となる今回の全国ツアーでは、キャストの選出や振付、楽曲・衣装の制作といった総合演出を手掛けた真央さん。

タイトルの「ＢＥＹＯＮＤ（乗り越える）」にはどんな想いが込められているのでしょうか。

◆浅田真央さん（３２）
「『ＢＥＹＯＮＤ』というタイトルには、色々なことに挑戦して、乗り越えていきたいという想いがある。楽しみにずっと待っていて下さった皆さんへ、１２０％全力でビヨンドの世界を届けたいと思います」

午後５時、開演１時間半前。

◆赤木アナウンサー
「開場１時間半前です。会場にはすでに、多くの観客が詰めかけています」

◆観客
「現役時代からファンだったので、今回福岡で見られるのが楽しみ」

◆観客
「金に糸目を付けずグッズを買い占めました」

初日公演には約１８００人が訪れました。

◆赤木アナウンサー
「会場は観客席とリンクの距離が近いですね。手を伸ばしたら届きそうな距離で、演技が行われます」

午後６時３０分、いよいよ開幕ー。

華麗な衣装に身を包んだ真央さんが、９人のスケーターとともに軽快なステップを披露。

最大の見せ場は男性パートナーと臨むペア・プログラム。

難易度の高いリフトやスロージャンプも取り入れ、妖艶に愛の物語を演じます。

約９０分間、ノンストップで行われた圧巻のステージに、観客は魅了されました。

◆観客
「迫力が…現役時代よりもよかった」

◆観客
「とてもきれいで映像もよくて、真央ちゃんかわいかったです」

初日公演を終えた真央さんはー

Q.「福岡の観客の反応は？」
◆浅田真央さん（３２）
「すごくよかったです。私が前を通るたび拍手や歓声が聞こえて、本当に皆さん待っていてくれたんだなと感じました。コロナ禍とか色んなことがあると思うが、このショーを見て、少しでも私たちが力になれればいいなと思うし、人生のどこかで記憶として残ってくれたら嬉しいなと思います」

日々進化するフィギュアスケーター、浅田真央さん。

人々を笑顔にする夢の舞台は、まだまだ続きます。