1歳児エアガン虐待死 27歳父親に懲役16年判決 福岡地裁

2023年02月09日


福岡県田川市で起きた1歳男児エアガン虐待死事件の裁判員裁判で、傷害と保護責任者遺棄致死の罪に問われている父親に対し、福岡地裁は9日、求刑通り懲役16年の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、田川市の常慶雅則(じょうけい・まさのり)被告(27)です。

起訴状などによりますと、常慶雅則被告は2018年、自宅で三男・唯雅(ゆいが)ちゃん(当時1)をエアガンで何度も撃ちケガをさせたほか、妻の藍(あい)受刑者(27)と共謀し、重度の低栄養状態だった唯雅ちゃんに適切な治療を受けさせず肺炎で死亡させたとされています。

唯雅ちゃんは当時、体脂肪がほとんどなく極度に痩せていました。

さらに全身にはエアガンで撃たれた痕(円形の創傷)が合計71カ所あり、両手両足や肋骨は23本、あわせて31カ所も折れていました。

これまでの裁判で、雅則被告は起訴内容について「違います」と全面否認し、弁護側は証明に足る証拠が無いとして無罪を主張していました。

検察側は、「苦しむ被害者に救いの手を差し伸べず放置したのは極めて悪質で残虐」などとして、雅則被告に懲役16年を求刑していました。

9日の判決公判で、福岡地裁の冨田敦史裁判長は、雅則被告に対し、求刑通り懲役16年の判決を言い渡しました。

この事件で、保護責任者遺棄致死の罪に問われた藍受刑者には、去年3月、懲役8年の判決が言い渡されています。

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