【SNSで批判】北九州市で”危険運転”動画 走行中の車のルーフに人 車内をのぞき奇声

2023年02月16日

サムネイル
また「危険運転」の動画です。

北九州市の観光地で撮影されたとみられる「危険運転」の動画が、今、SNS上で批判を浴びています。

走行中の車内から撮影されたとみられる動画には、車のルーフに乗った若い男性がフロントガラス越しに車内をのぞき、奇声を上げている様子が映っています。

車内からは笑い声も聞こえ、あまりの異様さからか、猫も走って逃げてしまいました。

重大な事故にもつながりかねない悪質な行為。

現場は、北九州市八幡東区の観光スポット・河内貯水池の近くでした。

桜や紅葉など、季節ごとに美しい景色を楽しむことができ、ツーリングやサイクリングをする人も多い場所だといいます。

◆記者リポート
「あの赤い橋ですかね。動画に映っていたものと同じ感じがします」

貯水池の周りを走っていると、見えてきたのは、国の重要文化財に指定されている「南河内橋」。

投稿された動画と比較してみると、うっすら映る橋、そして補修工事による通行止めの看板があり、同じ場所だと分かります。

◆記者リポート
「歩道で歩ける範囲になりますが、実際に走ったとみられる一部の区間を計測してみたいと思います」

投稿された動画のうち、歩道がある部分を走った距離を測定していきます。

◆記者リポート
「橋が見えてくるだいたいこのあたりですが、約58メートルですね、動画で見るよりも、意外と距離が長い印象です」

計測した距離は約58メートル、25秒の動画のうちの10秒での距離です。

動画全体ではおよそこのくらいで、動画の最初と最後で乗り降りしている様子が確認できないことを考慮すると、かなりの距離を走行していたことが分かります」

悪ふざけでは済まされない「危険運転」。

最近、こうした危険行為の動画に対するSNS上での批判が相次いでいます。

◆SNSに投稿された動画
「何してるんですか?」
「高速道路」
「あれ?」

車が、屋根などに人をのせた状態で向かったのは、都市高速道路の料金所。

福岡市東区の箱崎ランプで撮影されました。

一方、山口県下関市の人気観光地・角島大橋で撮影された画像には、車のボンネットに人が寝そべったり、窓から身を乗り出して「ハコ乗り」をする様子が映っていて、批判を浴びました。

北九州市の河内貯水池付近で撮影されたとみられる今回の動画については、警察が既に把握しており、慎重に捜査を進めたいとしています。

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