海岸に男性の“絞殺”遺体 首にロープ複数回巻かれる テントや練炭、カップ酒も 福岡市

2023年02月20日


17日に福岡市の海岸で見つかった男性の遺体について、警察は殺人事件として捜査を始めました。

テントや練炭が残された現場で男性に何があったのでしょうか?

◆記者リポート
「事件はマンションなどが建ち並ぶ、すぐそばのこちらの海岸で起きました。男性が何者かに首を絞められ殺害されていました」

現場はJR今宿駅から500メートルほどの所にある、福岡市西区の「長垂(ながたれ)海浜公園」。

散歩やランニングに訪れる住民も多い地域の身近な海岸で、住所・職業ともに不詳の山本駿一さん(26)の遺体が発見されました。

事件が発覚したのは2月17日金曜日、午前9時過ぎのことでした。

◆110番通報の内容(取材による)
「テントの中で男の人の首に縄がかかっていて練炭がある」

◆通報した男性
「見たらすぐ分かったです。もう亡くなってるなと。唇が紫になってましたから。テントの中に下半身入れて、上半身は外に出しとった。付近には練炭が3個、ワンカップの酒が3本くらい、外にね」

捜査本部によりますと、山本さんは一人用と見られる折りたたみ式テントから、上半身を出して階段の側面にもたれかかるような状態で倒れていました。

遺体のそばには使用済みの物も混じった複数の練炭と、カップ酒などが置かれていました。

さらに、山本さんの首には直径1センチほどのロープのようなひもが数回巻き付けられていました。

◆通報者した男性
「(ロープが)巻いてあった、首に。白のロープで2~3回回ってた。引っ越しとかで使うような。争った跡もない」

司法解剖の結果、山本さんの死因は窒息死で、死亡推定時刻は発見された17日の午前3時から午前6時頃だと判明しました。

一見、自殺を図ったようにも見える遺体の発見現場。

しかし捜査本部は、自ら首をつるのが難しい現場の位置関係や、首に巻かれたひもが緩んでいたことなどから、何者かが山本さんの首を締めて殺害した殺人事件と断定しました。

住民の中には現場のテントに気付いていた人もいました。

◆付近の住民
「階段降りてすぐのところだったので、ちょっと違和感感じつつ『こんなところにテント張るんだ』と思っていたんですけど、まさかそこで亡くなっているとは思っていなくて。犯人がまだ捕まってないとなると不安な部分もあるので早く捕まって欲しいですね」

未明の海岸で山本さんに何が起きたのかー。

捜査本部は、現場で回収した携帯電話の解析を急ぐと共に、付近の防犯カメラなどを元に捜査を進めています。

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