北九州市の老人ホームで集団食中毒 給食の「ビビンバ丼」などが原因 製造業者を2日間の営業停止処分

2023年03月29日


北九州市内の老人ホームで提供された給食が原因で集団食中毒が発生し、給食を製造した業者が2日間の営業停止処分を受けました。

3月29日・30日の2日間、営業停止処分を受けたのは、病院や老人ホームでの給食を製造する福岡市中央区の「昭和イーティング」です。

北九州市によりますと、3月24日から25日にかけて、北九州市小倉南区の軽費老人ホーム「清寿園」で、入所者やスタッフなどあわせて18人が嘔吐や下痢などの症状を訴えました。

18人全員が、施設内で「昭和イーティング」が給食として製造した「ビビンバ丼」や「焼きそば」などを食べていて、保健所による調査の結果、18人のうち16人と給食の調理スタッフ3人の便からノロウイルスが検出されたため、給食を原因とする食中毒と断定しました。

症状が重い人や入院した人はいないということです。

この老人ホームでは食中毒の発覚後、別の業者の給食を提供しています。

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