佐賀空港へのオスプレイ配備 九州防衛局が福岡・柳川市に説明 住民説明会は5月30日予定

2023年05月23日

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自衛隊の輸送機「オスプレイ」の佐賀空港への配備を巡り、6月から駐屯地の整備が始まります。

23日、国が、飛行ルートにかかる福岡県柳川市の関係者に安全面などの対策について説明しました。

陸上自衛隊が導入を進める輸送機オスプレイ。

佐賀空港では2年後にもこのオスプレイが配備される見通しで、防衛省は6月上旬にも駐屯地の建設を始める方針です。

佐賀空港から約4キロの福岡県柳川市。

オスプレイが上空を飛行する予定で、23日、九州防衛局の担当者が柳川市の金子市長や市議会議員などに向けて説明会を開きました。

オスプレイをめぐっては、これまでも墜落する事故などが相次いでいるため、安全性の問題などが心配されています。

◆柳川市 新谷信次郎 議員
「安全対策をするとか言って実際に事故が起きている。事故を起こした機種を佐賀空港に持ってこないとか、飛ばさないとかできないのか」

◆九州防衛局 遠藤敦志 企画部長
「ご指摘があるということについては重く受け止めたいと思っています。任務の過程において、万一にも事故が起きないように全力を尽くしていく」

柳川市の上空をオスプレイが飛行するのは視界不良の場合が中心となる予定ですが、佐賀空港にはオスプレイを含む自衛隊機が年間1万7000回程度離着陸する予定となります。

自衛隊はパイロットの教育訓練などで安全面の対策を行うとしていますが、上空をオスプレイが飛ぶことに市民はー。

◆柳川市民
「怖いですね、不安ですね」

◆柳川市民
「落ちたらどうするのかと思う。全然こっち(福岡)で説明がない」

◆柳川市民
「いつも(事故が)起きることはないから気にしていない」

◆柳川市民
「安全面だけが心配だけど、(防衛を)沖縄だけに任せるのではなくて、日本国民として対応することが必要」

一方、柳川市は今後、オスプレイなど自衛隊機の運営に関する合意書を夏頃までに結ぶ方針です。

◆柳川市 金子市長
「柳川市民の安全安心をどうやって保っていくか、市長としてもその取り組みをやっていきたい」

九州防衛局では、5月30日に柳川市で市民に向けた説明会を開催することにしています。

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