「全然収束していません」 季節外れインフルエンザ流行で学校閉鎖も 福岡市医師会が感染対策呼びかけ

2023年06月07日


コロナ対策の緩和を背景に、季節外れの流行となっているインフルエンザ。

福岡市の医師会は現状に懸念を示し、感染対策を呼びかけました。

◆福岡市医師会 中山英樹 理事(7日の会見)
「インフルエンザは6月に入っているが、全然収束していません。クラスターが起きている」

7日の定例会見で、季節外れの流行に懸念を示した福岡市医師会の担当理事。

通常なら冬場の流行期を過ぎている季節性インフルエンザですが、福岡県内の定点あたりの感染者の数は1.25と、流行の目安となる「1」を上回った状態です。

◆記者リポート
「こちらの学校ではインフルエンザの集団感染が確認され、急遽、学校が閉校となり、生徒の姿はなく閑散としています」

福岡市中央区の福岡大学付属大濠中学校・高校では、代休明けの6日、複数のクラスで2割を超える生徒が、インフルエンザのほか新型コロナの陽性や症状を訴えて欠席しました。

このため、学校は1限目を終えたところで急遽、生徒を下校させ、9日金曜日までの「学校閉鎖」を決めました。

大濠中学・高校では3日に全校生徒2340人が参加する体育祭が開かれていて、学校は、この体育祭が感染拡大の1つの要因ではないかとみています。

福岡市内ではこのほか、南区の春吉中学校で3年生1クラスが学級閉鎖となるなど、インフルエンザの影響が広がっています。

◆福岡市医師会 中山英樹 理事(7日の会見)
「感染対策をするしかない。症状があればマスクをする、お休みをする、熱があったら早めに診断を受ける」

コロナ対策緩和が要因で季節外れの流行が続くインフルエンザ。

思いがけない感染を防ぐ対策と心がけが必要です。

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