九州運輸局は２６日、福岡市や春日市などの新たなタクシー運賃を発表しました。

ことし８月から約１キロまでの初乗り運賃の上限が１００円値上がりします。

値上げされるのは、福岡市や春日市など合わせて８つの市と糟屋郡を走るタクシーです。

８月１日からタクシーの初乗り運賃が、主流となっている短縮制度の場合、現行の５７０円から６７０円へ１００円値上げされます。

また、走った距離で加算される運賃も現在の２２１メートルごとに６０円から、２６８メートルごとに８０円に値上げされます。

今回の改定は、去年１１月から今年２月までに該当地区のタクシー８９社から提出された運賃変更の要望を受けたもので、全体の値上げ率は約１０パーセントだということです。

九州運輸局は「運転手の労働条件を向上させ『なり手不足』の改善につなげたい」としています。