麻生太郎氏に「参議院で頑張れ」と言われたが…大家氏“くら替え”決意 市議と自民公認争い激化 福岡9区

2023年06月26日

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早ければ秋にも行われているとささやかれる衆議院解散総選挙。

北九州市の八幡西区や若松区などを選挙区とする福岡9区は、自民党として次の総選挙の予定候補者が決まっていない空白区となっています。

福岡9区では、参議院議員の大家敏志氏(55)、衆議院議員を8期務めた三原朝彦さんのおいで北九州市議の三原朝利氏(45)が自民党からの立候補に意欲を示しています。

次の選挙での「自民分裂」が取り沙汰される中、大家参議院議員は25日、福岡市内のホテルで政治資金パーティーを開き、約700人の支援者らを前に「衆議院へのくら替え」について理解を求めました。

◆参議院議員 大家敏志氏
「この北九州の福岡9区から日本をリードすることができるなら、私はチャレンジしてみたい。きのうのテレビでも本当にしつこく聞かれたのが、麻生先生との関係であります。(麻生氏は)『参議院でいいじゃないか』と。これモノマネしているわけではないです」

大家議員は24日、TNCの番組「福岡NEWSファイル CUBE」に、9区での公認の座を争う三原朝利市議とそろって出演。

その中で、大家議員は「くら替え」を決意するにあたって、自らの師匠と仰ぐ麻生太郎副総裁に反対されたことを明らかにしました。

◆参議院議員 大家敏志氏(24日放送より)
「私が悩んできたこの間、数度、麻生さんと1対1でいろんな話をした。総じて言うなら『参議院で頑張れ』という助言でありました」

それでも、地元の民意を聞いてみたいと、衆議院への挑戦を決断したという大家議員。

一方、三原朝利市議はー

◆北九州市議 三原朝利氏(24日放送より)
「まさに2月、市長選挙、武内市政が誕生した。北九州市は待ったなしの状況の中で、やはり北九州を前に進めるためには、市と国をつなぐ架け橋が必要になる」

今年2月の北九州市長選で、三原朝利市議は自民党主要会派の決定に背き、政党の推薦なしで挑んで当選した武内和久市長を支援。

大家議員が支援した自民党推薦候補は落選し、「保守分裂の構図」が勝敗を分ける一因となりました。

◆北九州市議 三原朝利氏(24日放送より)
「(市長選で)厳しい戦いを乗り越えたことで、さらにさらに強い政治ができる」

自民公認を得られなかった場合でも、無所属で立候補する意志を示している三原市議。

福岡9区の公認候補予定者を決める7月の党員投票の行方が注目されます。

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