福岡0歳児殺害事件 家族への支援レベル「最高」引き上げも防げず 「速やかに児相へ報告すべきだった」

2023年06月29日


福岡県大野城市で生後8か月の息子を殺害した疑いで母親が逮捕された事件で、発生直前に、行政などによる家族への支援レベルが最高まで引き上げられていたことが分かりました。

この事件では、去年5月に大野城市の自宅マンションで生後8か月の新大(あらた)ちゃんの胸や腹を圧迫し肝臓破裂で死亡させた殺人の疑いで、母親の井上徳子容疑者(35)が28日に逮捕されました。

市は、新大ちゃんを「要保護児童」としていましたが、事件の約3週間前、行政や児童相談所などで組織する協議会が家族への支援レベルを最高の「A」まで引き上げていたことが分かりました。

これは、市が井上容疑者の離婚を把握したことがきっかけでしたが、この情報が協議会に共有されたのはその18日後でした。

一連の対応を検証した福岡県の第三者機関は、「家庭環境の変化を把握した時点で、速やかに児童相談所へ報告すべきだった」と指摘しています。

一方、井上容疑者は「心臓マッサージをしただけ」という趣旨の供述で容疑を否認していて、警察が詳しく調べを進めています。

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