【大雨から一夜】大量の土砂に覆われた大分道 甘木ー玖珠は復旧メド立たず 上空から見た福岡県の被災地

2023年07月11日

九州北部を襲った記録的な大雨から一夜が明け、徐々に被害の全容が明らかになっています。

上空から大雨の爪痕を取材しました。



◆上空からのリポート(11日)
「福岡県久留米市田主丸町一体です。きのうは完全に水に浸かっていましたが、一夜明けまして、その水はずいぶん引いているようです」

10日未明から降り続いた激しい雨は、緑にあふれた久留米市田主丸町を一変させました。

◆上空からのリポート(10日)
「この町一帯が冠水している状況になっています。茶色く濁った水に町が覆われています」

10日、筑後川の支流、巨瀬川(こせがわ)が氾濫し、田主丸町の住宅などが浸水しました。

同様の浸水被害が福岡県内で相次ぎ、県によると、床上浸水などの家屋被害は34件にのぼっています。

しかし、被害の大きかった久留米市田主丸町などは、被害の全容が把握できておらず、今後、被害件数はさらに増えると見られています。



また、田主丸町地区では大雨による人的被害も出ました。

◆上空からのリポート(11日)
「きのう、大規模な土石流が発生した場所です。一夜明けましても被害の爪痕が生々しく残っています。根こそぎえぐり取られた流木、そして、大きな岩が散乱している状況です。そして、その土石流に押し流された民家です。屋根だけが少し形を残し崩れている状況です」

久留米市田主丸町竹野では、住宅7棟に土砂が流れ込み、70代の男性1人が死亡しました。

このほか太宰府市や広川町、添田町などでも遺体が見つかり、今回の豪雨での死者は、県内で合わせて5人となっています。



◆上空からのリポート(11日)
「こちら大分自動車の高山(こうやま)トンネルの上下線の出入り口付近です。上部の山崩れによりまして、大量の流木と土砂が路面を覆い尽くしています」

福岡県朝倉市にある大分自動車の高山トンネルでは山が崩れ、出入り口付近に大量の土砂が流れ込み、トンネルの半分ほどが埋まっていました。

◆上空からのリポート
「こちらは反対側になりますが、オレンジの重機が入っていまして、流木や土砂をかきだしています」



NEXCO西日本によりますと、大雨で通行止めとしていたため人的被害はなかったということです。

ただ、この土砂災害により、甘木インターと玖珠(くす)インターの間は、通行止めとなり、復旧のメドは立っていないということです。

土砂災害などによる交通網への被害は、物流にも影響を及ぼしています。

ヤマト運輸や佐川急便では、福岡県内の一部地域で遅延が発生。

日本郵便でも、県内16の営業所が窓口業務を休止しています。



◆上空からのリポート
「こちらは筑後川の河口です。手前に広がるのは有明海です。一帯は茶色く濁っています。そして、所々流れついたであろう大量の流木などが有明海一面を覆っている状況です」

佐賀県有明海漁協は、大雨によって流された土砂や流木などが船を損傷する恐れがあるため、漁などへの影響を懸念しています。
九州北部を襲った記録的な大雨から一夜が明け、徐々に被害の全容が明らかになっています。

上空から大雨の爪痕を取材しました。

◆上空からのリポート(11日)
「福岡県久留米市田主丸町一体です。きのうは完全に水に浸かっていましたが、一夜明けまして、その水はずいぶん引いているようです」

10日未明から降り続いた激しい雨は、緑にあふれた久留米市田主丸町を一変させました。

◆上空からのリポート(10日)
「この町一帯が冠水している状況になっています。茶色く濁った水に町が覆われています」

10日、筑後川の支流、巨瀬川(こせがわ)が氾濫し、田主丸町の住宅などが浸水しました。

同様の浸水被害が福岡県内で相次ぎ、県によると、床上浸水などの家屋被害は34件にのぼっています。

しかし、被害の大きかった久留米市田主丸町などは、被害の全容が把握できておらず、今後、被害件数はさらに増えると見られています。

また、田主丸町地区では大雨による人的被害も出ました。

◆上空からのリポート(11日)
「きのう、大規模な土石流が発生した場所です。一夜明けましても被害の爪痕が生々しく残っています。根こそぎえぐり取られた流木、そして、大きな岩が散乱している状況です。そして、その土石流に押し流された民家です。屋根だけが少し形を残し崩れている状況です」

久留米市田主丸町竹野では、住宅7棟に土砂が流れ込み、70代の男性1人が死亡しました。

このほか太宰府市や広川町、添田町などでも遺体が見つかり、今回の豪雨での死者は、県内で合わせて5人となっています。

◆上空からのリポート(11日)
「こちら大分自動車の高山(こうやま)トンネルの上下線の出入り口付近です。上部の山崩れによりまして、大量の流木と土砂が路面を覆い尽くしています」

福岡県朝倉市にある大分自動車の高山トンネルでは山が崩れ、出入り口付近に大量の土砂が流れ込み、トンネルの半分ほどが埋まっていました。

◆上空からのリポート
「こちらは反対側になりますが、オレンジの重機が入っていまして、流木や土砂をかきだしています」

NEXCO西日本によりますと、大雨で通行止めとしていたため人的被害はなかったということです。

ただ、この土砂災害により、甘木インターと玖珠(くす)インターの間は、通行止めとなり、復旧のメドは立っていないということです。

土砂災害などによる交通網への被害は、物流にも影響を及ぼしています。

ヤマト運輸や佐川急便では、福岡県内の一部地域で遅延が発生。

日本郵便でも、県内16の営業所が窓口業務を休止しています。

◆上空からのリポート
「こちらは筑後川の河口です。手前に広がるのは有明海です。一帯は茶色く濁っています。そして、所々流れついたであろう大量の流木などが有明海一面を覆っている状況です」

佐賀県有明海漁協は、大雨によって流された土砂や流木などが船を損傷する恐れがあるため、漁などへの影響を懸念しています。

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