【大雨から一夜】土石流に襲われ「死ぬなと思った」 浸水した自宅を見て、あ然 福岡県の被害が明らかに

2023年07月11日

九州北部を襲った記録的な大雨から一夜が明け、被災地では厳しい暑さの中、住民たちが土砂の撤去作業などに追われています。

10日未明に九州北部地方で発生した「線状降水帯」による記録的な大雨。

気象庁は午前6時40分に「大雨特別警報」を発表しました。

10日朝までの24時間雨量は、福岡県添田町の英彦山で423ミリ、久留米市の耳納山で402.5ミリと、いずれも観測史上最大を記録。

この大雨の影響で、久留米市田主丸町では大規模な土石流が発生。

住宅7棟、合わせて14人が土砂に飲み込まれ、1人が死亡しました。

このほか、太宰府市のアンダーパスや、広川町、添田町などで遺体が見つかり、今回の豪雨による福岡県内での死者は合わせて5人に。

佐賀県・唐津市では1人が死亡、大分県・中津市では1人が行方不明となっています。

大雨から一夜が明け、徐々に被害の状況が明らかにー

◆川崎キャスター
「土石流の発生から丸一日が経ちました。撤去作業が進んでいますが、この一帯、泥で覆われれています。そして、住宅を直撃した流木と岩もそのままです」

土砂災害が発生し、大きな被害が出た久留米市田主丸町。

11日朝から重機が入り、土砂と倒壊した家の復旧作業が始まりました。

◆被災した男性
「死ぬなと思いましたね。きょう改めて見て。これは上の家の門柱。これくらいの高さの門柱」

1人で暮らす母親が心配で、実家に泊まりに来ていた男性。

復旧作業は始まったものの、今後の生活の見通しは立ちません。

◆被災した男性
「1人でどうのこうのできないので、電気だけでもなんとか来てくれないと困る。母親もどうにかしなければ。長くここにもいられない。私はどうにでもなるんですけど…いま思案中です」

久留米市の田主丸中央病院では10日、1階部分が浸水し、入院患者約50人が2階に避難しました。

一夜が明け、田主丸中央病院では、11日朝から病院職員らが泥水が残った院内の掃除に追われていました。

そして、復旧のめどがたたない病院には次々と患者が…

◆病院を訪れた患者
「きょう診察できるかなと思って。きょう診察日なもんで」

診察や薬の処方のため、多くの患者が訪れていましたが、診察を再開できる状況ではなく、田主丸中央病院では当面、緊急の場合や必要な薬の処方のみ受け入れるということです。

◆病院職員
「まだシステム的な準備や医療機器の点検ができていない。めどが立っていない状況。できる限り早く、早期に通常診療に持っていけるように頑張っているところ」

◆自宅が被災した女性
「えーー!(家の)中はどげんなっとん?(水が)ここまできとるやん」

9日、自宅の家の前の川が増水し、道路が通行止めになることから、息子の自宅に避難していた広川町の女性は、10日に自宅に戻ると、自宅は浸水していました。

途方に暮れていたところ、地域の住民が有志で片付けに駆けつけてくれました。

◆被災した女性
「みなさん自分たちで来てくれている。ありがたい」

◆片付けに駆け付けた地域住民
「地元愛をみんなもってるから、困ったときはお互い様です」

11日の福岡県内は、各地で最高気温が30℃を超える暑さを記録。

12日も平年より気温が高く暑くなりそうで、熱中症にも警戒しながらの復旧作業が続きそうです。
九州北部を襲った記録的な大雨から一夜が明け、被災地では厳しい暑さの中、住民たちが土砂の撤去作業などに追われています。

10日未明に九州北部地方で発生した「線状降水帯」による記録的な大雨。

気象庁は午前6時40分に「大雨特別警報」を発表しました。

10日朝までの24時間雨量は、福岡県添田町の英彦山で423ミリ、久留米市の耳納山で402.5ミリと、いずれも観測史上最大を記録。

この大雨の影響で、久留米市田主丸町では大規模な土石流が発生。

住宅7棟、合わせて14人が土砂に飲み込まれ、1人が死亡しました。

このほか、太宰府市のアンダーパスや、広川町、添田町などで遺体が見つかり、今回の豪雨による福岡県内での死者は合わせて5人に。

佐賀県・唐津市では1人が死亡、大分県・中津市では1人が行方不明となっています。

大雨から一夜が明け、徐々に被害の状況が明らかにー

◆川崎キャスター
「土石流の発生から丸一日が経ちました。撤去作業が進んでいますが、この一帯、泥で覆われれています。そして、住宅を直撃した流木と岩もそのままです」

土砂災害が発生し、大きな被害が出た久留米市田主丸町。

11日朝から重機が入り、土砂と倒壊した家の復旧作業が始まりました。

◆被災した男性
「死ぬなと思いましたね。きょう改めて見て。これは上の家の門柱。これくらいの高さの門柱」

1人で暮らす母親が心配で、実家に泊まりに来ていた男性。

復旧作業は始まったものの、今後の生活の見通しは立ちません。

◆被災した男性
「1人でどうのこうのできないので、電気だけでもなんとか来てくれないと困る。母親もどうにかしなければ。長くここにもいられない。私はどうにでもなるんですけど…いま思案中です」

久留米市の田主丸中央病院では10日、1階部分が浸水し、入院患者約50人が2階に避難しました。

一夜が明け、田主丸中央病院では、11日朝から病院職員らが泥水が残った院内の掃除に追われていました。

そして、復旧のめどがたたない病院には次々と患者が…

◆病院を訪れた患者
「きょう診察できるかなと思って。きょう診察日なもんで」

診察や薬の処方のため、多くの患者が訪れていましたが、診察を再開できる状況ではなく、田主丸中央病院では当面、緊急の場合や必要な薬の処方のみ受け入れるということです。

◆病院職員
「まだシステム的な準備や医療機器の点検ができていない。めどが立っていない状況。できる限り早く、早期に通常診療に持っていけるように頑張っているところ」

◆自宅が被災した女性
「えーー!(家の)中はどげんなっとん?(水が)ここまできとるやん」

9日、自宅の家の前の川が増水し、道路が通行止めになることから、息子の自宅に避難していた広川町の女性は、10日に自宅に戻ると、自宅は浸水していました。

途方に暮れていたところ、地域の住民が有志で片付けに駆けつけてくれました。

◆被災した女性
「みなさん自分たちで来てくれている。ありがたい」

◆片付けに駆け付けた地域住民
「地元愛をみんなもってるから、困ったときはお互い様です」

11日の福岡県内は、各地で最高気温が30℃を超える暑さを記録。

12日も平年より気温が高く暑くなりそうで、熱中症にも警戒しながらの復旧作業が続きそうです。

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