「1匹でも多く命を救う」 ネコと暮らすシェアハウスがオープン “殺処分”や“空き家”問題解決へ 福岡

2023年08月08日

ひとつ屋根の下で、職業も年齢も違う人たちが共同で暮らす『シェアハウス』。

利用する人が増える中、福岡県内にはちょっと変わったシェアハウスがオープンしています。

福岡県篠栗町にある、とある古民家。

室内はリノベーションされていて、和モダンの空間が広がる、7月にオープンしたばかりのシェアハウスです。

ここで出迎えてくれたのは、尻尾までフワフワの毛並みを持つネコです。

実はここ、元々住んでいるネコと一緒に暮らすことができる、ちょっと変わったシェアハウスなんです。

その名も『ねこ長屋』。

共用部であるリビングの壁にはキャットウォークが設置されていたり、床の間が爪とぎになっていたりと、ネコたちがのびのびと暮らせる工夫がちりばめられています。

◆岩瀬さん(初の入居者)
「すごい人なつっこくて、ひざの上に乗ってきます。ここにいますね、ちゃちゃ丸が。顔がキリっとしているんですけど、ツンデレで甘えん坊なんですよね」

この『ねこ長屋』のはじめての入居者の岩瀬さん。

シェアハウス付きのネコ2匹と暮らし始めて半月が経ちました。

入居の決め手は、やはりー

◆岩瀬さん
「決め手はもう、ネコがいることですね」

大阪から福岡への転勤を機にネコを飼う予定だったという岩瀬さん。

しかし、一人暮らしでは十分な世話ができないと思い悩んでいたところ、この「ねこ長屋」を見つけ、すぐに入居を決めたといいます。

◆岩瀬さん
「一人暮らしで出張になったらホテルに預けないといけないじゃないですか。このシェアハウスだといろんな人が見てくれるので、旅行でもいつでも好きな時に行けるのがいいなと思った」

今のところ、入居者は岩瀬さんしかいないため、エサやりやトイレ掃除など毎日の世話は一人で行っていますが、入居者が増えれば当番制になるといいます。

また、もう一つ、ネコ付きシェアハウスならではのメリットがー

◆不動産会社のスタッフ
「こんにちは。よろしくお願いします」

訪れたのは、シェアハウスを管理している不動産会社のスタッフです。

予防注射やネコが体調を崩した時の通院などは不動産会社が行ってくれるのも、入居者にとって安心できるポイントです。

気兼ねなくネコと暮らせるこのシェアハウス。

実は、2つの社会問題を解決に導くために作られました。

◆南進住宅 廣田左希子さん
「ネコたちがたくさん殺処分されているという現実がある中で、シェアハウスで保護ネコたちと一緒に過ごせる空間や環境が作れたらいい」

一つ目は、ネコの命を一匹でも多く救うこと。

環境省によると、2021年度のネコの殺処分数は全国で約1万2000匹。

「ねこ長屋」では、多頭飼育崩壊で行き場を無くしたり、保健所に保護されたりしたネコを引き取ることで、殺処分されるのを一匹でも減らそうというのです。

そして、もう1つがー

◆南進住宅 廣田左希子さん
「風情あふれるお家、日本家屋を大切に使っていくことで、空き家問題にも少しずつ、微力ながら手助けができたらなと思う」

県内でも年々深刻化している空き家の問題です。

住む人がいなくなった空き家を買い取ってシェアハウスとして活用することで、地域の空き家問題解決にもつなげていきたいといいます。

◆南進住宅 廣田左希子さん
「一棟増えればネコちゃんたちの命もその分救うことができるので、福岡以外の場所にも丁寧に一棟一棟作っていければ」

ネコと人、双方にメリットがあるシェアハウス「ねこ長屋」。

社会の課題を一挙に解決する施設として期待が集まります。
ひとつ屋根の下で、職業も年齢も違う人たちが共同で暮らす『シェアハウス』。

利用する人が増える中、福岡県内にはちょっと変わったシェアハウスがオープンしています。

福岡県篠栗町にある、とある古民家。

室内はリノベーションされていて、和モダンの空間が広がる、7月にオープンしたばかりのシェアハウスです。

ここで出迎えてくれたのは、尻尾までフワフワの毛並みを持つネコです。

実はここ、元々住んでいるネコと一緒に暮らすことができる、ちょっと変わったシェアハウスなんです。

その名も『ねこ長屋』。

共用部であるリビングの壁にはキャットウォークが設置されていたり、床の間が爪とぎになっていたりと、ネコたちがのびのびと暮らせる工夫がちりばめられています。

◆岩瀬さん(初の入居者)
「すごい人なつっこくて、ひざの上に乗ってきます。ここにいますね、ちゃちゃ丸が。顔がキリっとしているんですけど、ツンデレで甘えん坊なんですよね」

この『ねこ長屋』のはじめての入居者の岩瀬さん。

シェアハウス付きのネコ2匹と暮らし始めて半月が経ちました。

入居の決め手は、やはりー

◆岩瀬さん
「決め手はもう、ネコがいることですね」

大阪から福岡への転勤を機にネコを飼う予定だったという岩瀬さん。

しかし、一人暮らしでは十分な世話ができないと思い悩んでいたところ、この「ねこ長屋」を見つけ、すぐに入居を決めたといいます。

◆岩瀬さん
「一人暮らしで出張になったらホテルに預けないといけないじゃないですか。このシェアハウスだといろんな人が見てくれるので、旅行でもいつでも好きな時に行けるのがいいなと思った」

今のところ、入居者は岩瀬さんしかいないため、エサやりやトイレ掃除など毎日の世話は一人で行っていますが、入居者が増えれば当番制になるといいます。

また、もう一つ、ネコ付きシェアハウスならではのメリットがー

◆不動産会社のスタッフ
「こんにちは。よろしくお願いします」

訪れたのは、シェアハウスを管理している不動産会社のスタッフです。

予防注射やネコが体調を崩した時の通院などは不動産会社が行ってくれるのも、入居者にとって安心できるポイントです。

気兼ねなくネコと暮らせるこのシェアハウス。

実は、2つの社会問題を解決に導くために作られました。

◆南進住宅 廣田左希子さん
「ネコたちがたくさん殺処分されているという現実がある中で、シェアハウスで保護ネコたちと一緒に過ごせる空間や環境が作れたらいい」

一つ目は、ネコの命を一匹でも多く救うこと。

環境省によると、2021年度のネコの殺処分数は全国で約1万2000匹。

「ねこ長屋」では、多頭飼育崩壊で行き場を無くしたり、保健所に保護されたりしたネコを引き取ることで、殺処分されるのを一匹でも減らそうというのです。

そして、もう1つがー

◆南進住宅 廣田左希子さん
「風情あふれるお家、日本家屋を大切に使っていくことで、空き家問題にも少しずつ、微力ながら手助けができたらなと思う」

県内でも年々深刻化している空き家の問題です。

住む人がいなくなった空き家を買い取ってシェアハウスとして活用することで、地域の空き家問題解決にもつなげていきたいといいます。

◆南進住宅 廣田左希子さん
「一棟増えればネコちゃんたちの命もその分救うことができるので、福岡以外の場所にも丁寧に一棟一棟作っていければ」

ネコと人、双方にメリットがあるシェアハウス「ねこ長屋」。

社会の課題を一挙に解決する施設として期待が集まります。

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