“エアコンなし”2時間半で車内「約50℃」に 0歳児置き去り死 警察が事故車両で検証 北九州市

2023年08月29日


北九州市の商業施設の駐車場で生後10か月の男の子が車内に置き去りにされ死亡した事故で、警察が事故車両を使って検証した結果、約2時間半で車内温度が約50℃に達したことが分かりました。

この事故は26日午後0時半すぎ、北九州市八幡西区の商業施設で、駐車場に停められた車の中から生後10か月の男の子・中山喜寿生(なかやま・きずき)ちゃんが心肺停止の状態で見つかり、その後、死亡が確認されたものです。

喜寿生ちゃんは当時、家族や知人あわせて6人で商業施設を訪れ、午前10時ごろから約2時間半にわたって車内に置き去りにされたことが分かっています。

26日午後1時すぎの八幡西区の気温は32.9℃で、喜寿生ちゃんの死因は熱中症か脱水症とみられています。

事故を受け、警察は29日午前、北九州市の折尾警察署の駐車場で、実際の事故車両を使って車内温度の検証を行いました。

検証では、事故当時と同じ炎天下、同じ向きに車を停めて、喜寿生ちゃんが1人車内に取り残されたのと同じ時刻、午前10時ごろにエアコンを切り、約2時間半後の車内温度を計測した結果、約50℃に達したということです。

警察は保護責任者遺棄致死容疑での立件も視野に捜査を進めています。

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