今年５月、福岡市内の私立高校に通う女子生徒がいじめを苦にする内容の遺書を残して自殺していたことが分かりました。

高校によりますと、今年５月、２年生の女子生徒が「無視されてつらかった」という内容の遺書を残して自殺したと、保護者から連絡がありました。

保護者から「いじめがなかったか調査をして欲しい」という要望を受けて、学校はいじめ対策防止委員会を設置し、１年と２年で同じクラスだった生徒にカウンセリングを行うなどしていました。

その結果、高校側は「いじめはなかった」と結論づけたことから、いじめが原因で自殺が疑われる場合などに必要な「重大事態」への認定はしなかったということです。

高校は今後の対応について「保護者から再調査の依頼などがあれば二次被害なども考慮しながら慎重に判断したい」としています。