『乳がん』日本人女性9人に1人 17年で2倍以上に 33歳で発覚の女性「もっと前から検査しておけば」

2023年09月29日

10月は、乳がんの正しい知識や検診の大切さを広める『ピンクリボン月間』です。

あなたは「乳がん検診」を受けたことがありますか?



Q.乳がん検診を受けたことありますか?
◆40代
「私はあります。きっかけは、ちょっとしこりがあるなと自分で気付いて」

◆30代
「乳がん(検診)は、ないです。危機感はまだないですね」

◆30代
「休みの日を使って病院に予約取るのがなかなか」

日本人女性の9人に1人がなるとされている病気「乳がん」。

国立がん研究センターによりますと、年間9万7000人が乳がんと診断され、その数は17年で2倍以上に増えています。



なぜ、乳がんの患者は増え続けているのでしょうか?

医師はー

◆ウェルネス天神クリニック セレナーデ 森寿治センター長
「食生活やライフスタイルが変わってきて、初潮が早くなって閉経が遅い、その間妊娠や授乳がないと月経の回数が多くなる。そういうの(女性ホルモン)が影響していると言われている」

乳がんになる年代は、40代から50代が最も多い割合を占めていますが、35歳未満の若い世代が乳がんになるケースも少なくないといいます。



若年性の「乳がん」。

経験者はー。

福岡市内に住む、河野梨香さんです。

12年前、33歳の時に「乳がん」と診断されました。

当時、生後10か月だった長男に母乳をあげていた際に異変に気づいたといいます。

◆福岡市在住 河野梨香さん(45)
「ちょうどこのへんにウズラの卵くらいのがコリコリ。最初、乳腺炎かと思ったが、しこりが取れず、病院で詳しく検査してわかりました。何も病気をしたことがなくて、血縁者にも乳がんの人がいない。自分はならないとどこかで自信があって、乳がん検診なんて考えたことがなかった」

検査の結果「乳がん」はステージ2で、右脇のリンパにも転移していたことが判明。

すぐに手術を受けて腫瘍を切除し、抗がん剤・放射線治療を受けました。



命に関わる事態にはなりませんでしたが、治療の影響で妊娠ができなくなったほか、髪が生えそろわないためウイッグを使って生活しています。

そして10年以上たった今も爪がもろい状態が続いています。

◆乳がん経験者 河野梨香さん(45)
「もっと前から検査をしておけば、リンパ節に転移せず初期でわかったのではと後悔しました。自分がならないという考えを持っていると思うが、それはなしで、毎年ぜひ(検診に)行ってほしい」



自治体の乳がん検診は40歳以上が対象で、2年に1回、乳房専用のX線撮影「マンモグラフイー」で行います。

20代や30代の人も状況に応じて超音波検査などを受けることができますが、医師はまず「新しい生活習慣」を身につけることを勧めています。

◆ウェルネス天神クリニック セレナーデ 森寿治センター長
「今はブレスト・アウェアネスという考え方で、日頃の自分のブレスト(乳房)の状態を意識して生活を送る」

乳房を意識する生活習慣、「ブレスト・アウェアネス」。

日頃の生活の中で手軽に取り組めるのが特徴です。

◆ウェルネス天神クリニック セレナーデ 森寿治センター長
「乳房を自分で触る、鏡で見る、分泌がないかチェックする。今までとの違いを発見したら医療機関に相談をしていただきたい」
10月は、乳がんの正しい知識や検診の大切さを広める『ピンクリボン月間』です。

あなたは「乳がん検診」を受けたことがありますか?

Q.乳がん検診を受けたことありますか?
◆40代
「私はあります。きっかけは、ちょっとしこりがあるなと自分で気付いて」

◆30代
「乳がん(検診)は、ないです。危機感はまだないですね」

◆30代
「休みの日を使って病院に予約取るのがなかなか」

日本人女性の9人に1人がなるとされている病気「乳がん」。

国立がん研究センターによりますと、年間9万7000人が乳がんと診断され、その数は17年で2倍以上に増えています。

なぜ、乳がんの患者は増え続けているのでしょうか?

医師はー

◆ウェルネス天神クリニック セレナーデ 森寿治センター長
「食生活やライフスタイルが変わってきて、初潮が早くなって閉経が遅い、その間妊娠や授乳がないと月経の回数が多くなる。そういうの(女性ホルモン)が影響していると言われている」

乳がんになる年代は、40代から50代が最も多い割合を占めていますが、35歳未満の若い世代が乳がんになるケースも少なくないといいます。

若年性の「乳がん」。

経験者はー。

福岡市内に住む、河野梨香さんです。

12年前、33歳の時に「乳がん」と診断されました。

当時、生後10か月だった長男に母乳をあげていた際に異変に気づいたといいます。

◆福岡市在住 河野梨香さん(45)
「ちょうどこのへんにウズラの卵くらいのがコリコリ。最初、乳腺炎かと思ったが、しこりが取れず、病院で詳しく検査してわかりました。何も病気をしたことがなくて、血縁者にも乳がんの人がいない。自分はならないとどこかで自信があって、乳がん検診なんて考えたことがなかった」

検査の結果「乳がん」はステージ2で、右脇のリンパにも転移していたことが判明。

すぐに手術を受けて腫瘍を切除し、抗がん剤・放射線治療を受けました。

命に関わる事態にはなりませんでしたが、治療の影響で妊娠ができなくなったほか、髪が生えそろわないためウイッグを使って生活しています。

そして10年以上たった今も爪がもろい状態が続いています。

◆乳がん経験者 河野梨香さん(45)
「もっと前から検査をしておけば、リンパ節に転移せず初期でわかったのではと後悔しました。自分がならないという考えを持っていると思うが、それはなしで、毎年ぜひ(検診に)行ってほしい」

自治体の乳がん検診は40歳以上が対象で、2年に1回、乳房専用のX線撮影「マンモグラフイー」で行います。

20代や30代の人も状況に応じて超音波検査などを受けることができますが、医師はまず「新しい生活習慣」を身につけることを勧めています。

◆ウェルネス天神クリニック セレナーデ 森寿治センター長
「今はブレスト・アウェアネスという考え方で、日頃の自分のブレスト(乳房)の状態を意識して生活を送る」

乳房を意識する生活習慣、「ブレスト・アウェアネス」。

日頃の生活の中で手軽に取り組めるのが特徴です。

◆ウェルネス天神クリニック セレナーデ 森寿治センター長
「乳房を自分で触る、鏡で見る、分泌がないかチェックする。今までとの違いを発見したら医療機関に相談をしていただきたい」

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