福岡ソフトバンクホークスの小久保新監督が、１０月２３日から始まったチームの秋季練習に合流。

背番号「９０」のユニホーム姿でＰａｙＰａｙドームのグラウンドに立ち、選手たちに熱い檄を飛ばしました。

午後１時、ユニホーム姿でグラウンドに現れた小久保裕紀新監督（５２）。

冒頭、王貞治会長（８３）がナインを鼓舞します。

◆王貞治 会長
「１年間お疲れ様。いろいろな思いがあるけれど、現実の事として受け止めて、また来年に向けてみんなでやっていこう」

そして、小久保新監督が監督として最初のひと言を…

◆小久保裕紀 新監督
「この２年間、あと１勝、今年は２位に対してのあと１勝、最後のクライマックスの悔しい負け方。去年はあと１勝から勝てなかったところで、勝利の女神は細部に宿る。普段からの振る舞いであったり、言葉使いであったり、礼儀であったり、そういうところが最後は間違いなく勝敗に直結する。細かいところに口を出すかも知れないけれど、それは最後の１勝を取るためだという思いで取り組んでいく。選手にしっかり向き合ってやります」

柳田・甲斐ら主力選手と談笑した小久保監督。

その後、４年ぶりのＶ奪回へ、台頭が不可欠な若手の打撃練習に熱い視線を注ぎました。

約２時間、練習を見守った小久保監督。

優勝から３年遠ざかり、過渡期を迎えているホークス。

来シーズンは育成と勝利という２つの課題に挑みます。

小久保監督はこのあと、フェニックスリーグが行われている宮崎に移動し、２軍に再合流。

１０月末まで２軍の指揮を取り、１１月２日から始まる秋季キャンプで本格的に１軍の指揮官として４年ぶりのＶ奪回へスタートを切ります。