長年、アビスパ福岡の情報を伝え続けてきた西スポ。

初めてとなる優勝号外を手がけた編集部に密着しました。

決勝の舞台・国立競技場でアビスパのスターティングメンバーがアナウンスされていたころー。

西日本新聞の「西スポＷＥＢ　ＯＴＴＯ！」の編集部では号外の準備をしていました。

◆西日本新聞 運動部　池田成史さん
「盛り上がっている雰囲気や結果が伝わる写真と、スポーツ新聞風の見出しを付けたい」

今年４月からネットの電子版に移行した西スポですが、アビスパ初優勝の号外はスポーツ新聞ならではのデザインで作ることに。

結果が出次第、配信します。

◆西日本新聞 運動部　池田成史さん
「どんな風にサポーターの気持ちをくみ取りながら見出しをつけるか悩む」

【中継実況】
「さあ右へ渡った！ドリブル突破が得意の紺野。紺野！右足！わー決めたー！先制点はアビスパ福岡」

◆西日本新聞 運動部　池田成史さん
「まじか！１対０。ＰＫでもいいから勝ってほしい」

さらに、前半終了間際。

【中継実況】
「決めていったのは宮大樹！なんと前半終了間際、大きな一点！」

◆西日本新聞 運動部　池田成史さん
「写真がメインなので、いい写真が来てからつくろうかな」

後半に入り、浦和レッズに１点を返されたアビスパ。

号外の準備を進める編集部では、アビスパの勝利を信じ、「初戴冠」の見出しが用意されていました。

浦和レッズの猛攻でピンチが続く中、固唾をのんで見守ります。

８分間のアディショナルタイム、アビスパの選手たちは必死でグラウンドを駆け回ります。

そして、午後３時すぎ、試合終了。

初のタイトルを獲得したアビスパ福岡。

号外の写真には、長谷部監督が優勝カップを掲げる様子が採用され、無事、配信されました。

◆西日本新聞 運動部　池田成史さん
「１点差に迫られて、ぎりぎりの形で、優勝できるかどうか心配しながら作って、無事号外を作ることができて、サポーターの方たちに届けることができてよかったなと思います」

今後「西スポＷＥＢ　ＯＴＴＯ！」では、アビスパの今シーズンの活躍を振り返る紙面復刻版を、クラウドファンディングで寄付を募って発行することにしていて、サポーターにとっては歴史的なものになること間違いなしです。